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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会12日目の10日、女子シングルス準決勝が行われ、第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)が第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を6-4, 6-3のストレートで破り、グランドスラム2大会連続での決勝進出を決めた。
20歳のウォズニアキは昨年の今大会で決勝に進出、今年も準決勝まで順調に勝ちあがってきたが、この日はズヴォナレーワの強烈なサーブと積極的なプレーの前にリズムを失った。
この試合でズヴォナレーワは5本のサービスエースを決め、ファーストサーブが決まった時には70%の確率でポイントを奪うと、17回のネットアプローチで13ポイントを稼いだ。
試合後の会見で「我慢と攻撃が正しいバランスでした。こういう風の強いコンディションでは、時には見苦しいプレーも必要です。ベストのプレーを期待する必要はありません。」とコメントしたズヴォナレーワは、決勝で第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)とタイトルを争う。
また試合中に5回もラケットのストリングが切れていたズヴォナレーワは「試合前に新品のラケットを5本も持ち込みましたけど、何かが起きるか分かりませんでした。1時間で5本のラケットは多すぎですけど、起きてしまったことです。明日の試合にはもっとラケットを持って行きます。」とジョークを飛ばしている。
一方のウォズニアキは、この日だけで31本もの凡ミスを記録するなど、本来のパフォーマンスとは程遠かった。
「彼女はミスをしませんでした。」とウォズニアキ。「彼女は自分のショットを打っていましたし、そのほとんどが入ってきました。私にもチャンスがありましたが、普段はしないようなミスを今日はしてしまいました。」と肩を落とした。
火曜日に26歳になったばかりのズヴォナレーワは、第1セット序盤でブレークに成功しセットを先取すると、第2セットでも立ち上がりでブレークを奪う。その後、ウォズニアキにブレークバックを許すも、第5ゲームで再びブレークに成功、反撃を試みるウォズニアキを1時間25分で振り切った。
ズヴォナレーワは今季のウィンブルドンで自身初となるグランドスラムでの決勝進出を果たしていたが、今大会を欠場している世界ランク1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)の前に準優勝に終わっていた。
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