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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会10日目の8日、ナイトセッションで女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がノーシードながら勝ち上がってきたD・チブルコワ(スロバキア)を6-2, 7-5で下し、ベスト4進出を果たした。
世界的な大富豪であり実業家としても知られるドナルド・トランプ氏を自らのファミリーボックスに迎えていたウォズニアキは「彼が私のエージェントに、私のボックスに空きがないか尋ねてきたの。もちろん、あなたのスペースはいつでもありますって私は答えたわ。」と、ウォズニアキは事の経緯を説明している。
試合を通してチブルコワが43本もの凡ミスを犯した一方、ウォズニアキは普段通りの堅実なプレーを展開、最大風速10mを超える強風の中でもボールを返し続け、18本しかエラーを犯さなかった。
「ハリケーンか何かの中で試合をしているようだったわ。」とウォズニアキ。「だけど、それはお互いにとって同じこと。勝てて嬉しいです。」
お互いにサービスブレークで始まった試合、先にサービスキープに成功したウォズニアキがリズムを掴むと一気にリードを奪い、36分で第1セットを先取する。
第2セットに入ると、チブルコワもサーブの立て直しに成功し競った展開となる。その第2セットの途中で、ウォズニアキが珍しく主審に詰め寄るシーンがあった。問題となったポイントはチブルコワのサービスゲームで、ウォズニアキのリターンがベースライン近くに落ちると、続くチブルコワのフォアハンドがアウトしたもの。しかしラインジャッジは、ウォズニアキのリターンをアウトとコールした直後、インに訂正した。
それを受けて主審はポイントのやり直しとしたが、ウォズニアキは自らのポイントと主張した。結局、判定は覆らずプレーは再開されたが、このポイントはチブルコワが取りサービスキープとなった。
今年のグランドスラムで初のベスト4入りとなったウォズニアキは、準決勝で第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と決勝進出を懸けて対戦する。
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