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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会9日目の7日、ナイトセッションで女子シングルス準々決勝が行われ、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)が、第5シードのS・ストザー(オーストラリア)を6-4, 5-7, 6-3のフルセットで下し、準決勝進出を決めた。
「試合に勝った瞬間、“どうやって勝ったの?”という感じでした。私は良いプレーをした感覚はありませんでしたし、サムは素晴らしい選手です。だから試合後はコーチたちに何が起きたの?どうやって勝ったの?って聞いて回ったわ。」と語ったクレイステルスは、この日の試合で8本のダブルフォルトと43本の凡ミスを犯しているだけでなく、7度のブレークを許していた。
フォアハンドで16本、バックハンドで17本のミスを犯していたクレイステルスは「次の試合では、ずべてが向上している必要があります。」とコメントしている。
大会連覇まで2勝に迫ったクレイステルスは、第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)と決勝への切符を懸けて対戦する。クレイステルスとヴィーナスは、共に今大会で2度の優勝経験がある。
クレイステルスとヴィーナスはこれまでに12度の対戦を行っているが、戦績は6勝6敗と全くの五分。しかし、昨年の今大会4回戦を含む直近の4試合は、全てクレイステルスが勝利している。
強風のために両者ともにサービスキープに苦しみ、31ゲーム中で実に15ゲームがサービスブレークと荒れた展開の中、クレイステルスは最後の2ゲームでキープに成功し、1時間54分で試合の幕を閉じた。
「色々な意味で、今日は2人ともベストのテニスではなかったと思います。今週で一番の強風でしたし、最悪のサーブでした。それら2つもあり、ファイナルセットではサービスキープが出来ませんでした。」と、ストザーは肩を落とした。
2005年と昨年にタイトルを獲得しているクレイステルスは、これで今大会でも連勝記録を19に伸ばした。2005年の今大会で自身初となるグランドスラム優勝を果たしたクレイステルスは、その後、結婚と出産のために引退すると、2年半後の2009年8月にツアー復帰をしていた。
ヴィーナスとの対戦を前にクレイステルスは「ヴィーナスは偉大な競技者です。彼女はここ数試合で素晴らしいテニスをしています。試合が楽しみですし、新しい挑戦です。」と準決勝への意気込みを語っている。
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