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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会8日目の6日、女子シングルスのトップハーフ4回戦が行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第14シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-3, 6-4のストレートで下し、ベスト8進出を果たした。
堅実なプレーが持ち味のウォズニアキは、この日もシャラポワから放たれる強打をことごとく返球すると、相手のミスを誘った。
タイトルを獲得した2006年以来となるベスト8進出がかかっていたシャラポワは、これまでウォズニアキが対戦してきた誰よりも長い試合を演じた。しかし、堅牢なプレーでプレッシャーをかけてくるウォズニアキの前では、強打を武器とするシャラポワも思うようなプレーが出来なかった。
この試合でシャラポワは32本のウィナーを決めた一方で、実に36本もの凡ミスを犯している。対するウォズニアキは、ウィナーこそシャラポワの半分である16本しか決められなかったが、凡ミスはわずかに10本しか犯していない。
昨年の決勝ではK・クレイステルス(ベルギー)に破れ、あと一歩のところでビッグタイトルを逃していたウォズニアキは「簡単な試合ではないと分かっていました。昨年の大会でたくさんの経験を積みましたし、今日はそれが助けになったのは間違いありません。」と、一年前からの成長を強調した。
この勝利でウォズニアキは、ウィンブルドン後の戦績を18勝1敗とするとともに、自らの連勝記録を12に伸ばした。今大会での4試合に限ると、ウォズニアキは合計で10ゲームしか失っていない。さらに特筆すべきは、この4試合で40本しか凡ミスを犯していない。
「身体的にとても向上しただけではなく、自分自身をより信じられるようになりました。自分は出来ると。それにもう少しだけ、プレーのバリエーションを増やせると思います。」と、ウォズニアキは自らのプレーについてコメントした。
2年連続となるベスト8進出を決めたウォズニアキは、D・チブルコワ(スロバキア)と準々決勝で対戦する。ノーシードのチブルコワは、2004年のチャンピオンで第11シードのS・クズネツォワ(ロシア)を7-5, 7-6 (7-4)のストレートで下し、自身初となる今大会8強入りを決めている。
2009年の全仏オープンでベスト4にも進出しているチブルコワは、セット間で負傷した左足の治療を受けたが、その後も精力的にコート内を走り続けた。
ウォズニアキについて質問されたチブルコワは「彼女は本当に堅実で、試合を通して一定のレベルをキープしてきます。」とコメントしている。
この日のナイトセッションでは、第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)とA・ペトコビッチ(ドイツ)の対戦が行われ、ズヴォナレーワが6-1, 6-2で快勝している。今季のウィンブルドンで決勝に進出していたズヴォナレーワは、初めての今大会ベスト8入り。
ズヴォナレーワは準々決勝で、第31シードのK・カネピ(エストニア)と対戦する。3回戦で第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を破っているカネピは、第15シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)を0-6, 7-6 (7-2), 6-1の逆転で下し、ベスト8進出を果たしている。
今大会の優勝賞金は170万ドル。
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