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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会7日目の5日、女子シングルスのボトムハーフ4回戦が行われ、第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)が第16シードのS・ペア(イスラエル)に7-6 (7-3), 6-3で勝利、2年振りとなるベスト8進出を果たした。
この日のヴィーナスは、試合を通してわずか48%しかファーストサーブを決めることが出来なかった上に、3度のブレークをペアに許している。また22ポイントにも及んだ第1セット第12ゲームでは、5度のセットポイントがあったにも関わらず決めきることが出来なかった。
テニスのプレー以外に自らがデザインをしているウエアにも注目が集まるヴィーナス、体に密着したデザインであるだけに動きを妨げてはいないかとの質問に「いいえ。邪魔だと感じるのはポイントが取れなかった時だけよ。」とコメントしている。
これまでヴィーナスに対し0勝6敗としていたペアであったが、この日はほぼ互角のプレーを展開した。ゲームカウント5-6で迎えた第1セット第12ゲームでは、5本のセットポイントをヴィーナスに握られながらも全て切り抜け、12分以上もかけてキープした。
しかし、タイブレークに入るとヴィーナスが猛攻に転じ第1セットを先取すると、第2セットでは3度のブレークを奪いペアを突き放し、1時間54分で勝利を収めた。
ペアとの試合についてヴィーナスは「私達はいつも競った試合になるの。だから彼女との試合は、ただコートに行くだけとは違うと分かっていたわ。集中を切らしてはいけませんし、全てのポイントに対し準備を怠ってはいけません。良いチャレンジでした。」と述べている。
一方のペアは「勝つために頑張って、全てのボールに対しファイトすることは別に新しいことではありません。だけど、そうすることで先が見えてくると思います。ヴィーナスとの対戦はいつもタフな時間になりますし、彼女は試合の度に私を打ちのめしてくれます。」と、ヴィーナスとの対戦について述べている。
2000年と2001年には今大会で連覇を達成しているヴィーナスは、準々決勝で第6シードのF・スキアボーネ(イタリア)を迎え撃つ。今季の全仏女王であるスキアボーネは、第20シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)に6-3, 6-0で快勝し、今大会では2003年以来となるベスト8進出を決めている。
この日のセンターコート第1試合では、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)がA・イバノビッチ(セルビア)との元女王対決を6-2, 6-1で制し、大会連覇に向けて一歩前進している。
第1セット3-2から7ゲームを連取して一気に試合の流れを掴んだクレイステルスは、俊敏なフットワークとコートに深く突き刺さるグランドストロークでイバノビッチに反撃のチャンスを与えなかった。
「彼女は自信を持ってプレーしています。彼女がとても良いプレーをしていた最初の数ゲームでついて行くことができました。そこで上手く対応できたので、彼女の自信を削ぐことが出来ました。」とクレイステルスは試合を振り返った。
対するイバノビッチは「また大舞台に帰ってきました。たくさんの感情が溢れてきて、少し感覚が遅れましたし、試合に入り込めていませんでした。」と、スランプから脱出しつつある手ごたえを感じていた。
クレイステルスは準々決勝で、第5シードのS・ストザー(オーストラリア)と第12シードのE・デメンティエワ(ロシア)の4回戦の勝者と対戦する。
今大会の優勝賞金は170万ドル。
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