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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会2日目の31日、ナイトセッション第1試合で行われた男子シングルス1回戦に第1シードのR・ナダル(スペイン)が登場、T・ガバシュビリ(ロシア)を7-6 (7-4), 7-6 (7-4), 6-3のストレートで下し、順当に2回戦進出を決めた。
世界ランク1位のナダルと同93位のガバシュビリの対戦は、大方の予想に反し第3セット第6ゲームまでサービスブレークがない緊迫した展開となる。しかし、試合開始から33ゲーム目で初めてナダルがブレークに成功すると、ナダルは大きなガッツポーズで自分を鼓舞した。
第3セット第7ゲームでブレークに成功しゲームカウント4-3としたナダルは、さらにサービスゲームをキープしてリードを5-3に広げると、続く第9ゲームでもブレークに成功、2時間57分で勝利を決めた。
試合を通して全てのサービスゲームをキープしたナダルは「サーブが良かったね。この調子を続けていきたい。僕はサーブを武器にしているわけではないけれど、常に向上するように練習しています。今年に限ったことではないですが、この大会で勝つためには良いサーブを打つことが重要だと思います。」と、サーブの重要性についてコメントしている。
スコアだけを見ればナダルのストレート勝ちであるが、この日のナダルはスコア以上に苦戦を強いられていた。ナダルは第3セット中盤まであった7本のブレークチャンスを活かせなかったばかりか、ガバシュビリに49本ものウィナーを決められていた。この試合でナダルが決めたウィナーの数は、30本となっている。
この日の勝利でナダルは、グランドスラムでの連勝記録を15に伸ばしている。今シーズンは全仏オープンとウィンブルドンでタイトルを獲得しているナダルであるが、今大会では2年連続でベスト4止まりとなっている。また、もしナダルが今大会に優勝すると、史上7人目となる生涯グランドスラム達成となる。
一方のガバシュビリは、これで今大会では2年連続となる初戦敗退となった。25歳のガバシュビリのグランドスラムでの最高成績は、今年の全仏オープンでの4回戦進出となっている。
無事に初戦突破を決めたナダルは、D・イストミン(ウズベキスタン)と2回戦で対戦する。世界ランク39位のイストミンは、この日の1回戦でM・ゴンサレス(アルゼンチン)を7-5, 7-5, 6-1で破っている。
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