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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会8日目の29日、女子シングルス準々決勝4試合が行われ、ノーシードのT・ピロンコバ(ブルガリア)とP・クヴィトバ(チェコ共和国)が自身初となるメジャー大会でのベスト4進出を果たしたほか、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)、そして第21シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)が4強に名を連ねた。
この日最初にベスト4進出を決めたのは世界ランク82位のピロンコバで、今大会で通算5度の優勝を誇る第2シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)に6-2, 6-3のストレートで勝利、今大会で最大ともいえる大番狂わせとなった。
男女を通じてブルガリア勢初となるメジャー大会での4強入りを果たしたピロンコバは「ここに来たときは、1回か2回くらい勝ちたかっただけだったの。私がヴィーナスに勝って準決勝に進出するなんて誰も予想していなかったと思うわ。たくさん電話もかかってきたし、みんながハッピーで興奮しています。」と勝利の喜びを語った。
一方、29本ものエラーを犯し敗れたヴィーナスは「彼女は準決勝に進出するだけのプレーをしていました。だけど今日の私は何一つ正しいことが出来ませんでした。たくさんのチャンスがあり、短いボールもありましたが、アウトしてしまいました。ミスする球がくればミスしていました。こういう日は避けなくてはいけません。」と肩を落とした。
過去のグランドスラムでは2回戦が最高成績だったピロンコバは、準決勝でズヴォナレーワと対戦する。元世界ランク5位のズヴォナレーワは、第8シードのK・クレイステルス(ベルギー)を3-6, 6-4, 6-2の逆転で下し、自身2度目となるグランドスラムでのベスト4入りを果たしている。
4回戦で第3シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を破る活躍を見せていたクヴィトバは、予選から勝ち上がってきたK・カネピ(エストニア)に4-6, 7-6 (10-8), 8-6の逆転で勝利、ベスト4の座を手に入れた。
世界ランク62位のクヴィトバは、準決勝でディフェンディング・チャンピオンであるセリーナと対戦する。センターコート第2試合に登場したセリーナは、第9シードのN・リー(中国)を7-5, 6-3のストレートで下し、今大会では通算7度目となるベスト4進出を果たした。
今大会が始まるまでツアーレベルの芝コートでは勝利したことがなかったクヴィトバは「プレーしている間はポジティブに考えるようにしていました。マッチポイントについては考えていませんでした。セリーナはとても良い選手ですし、彼女がここで何勝しているかは分かりません。全豪オープンで彼女に負けたときは、とても短い試合でした。私の勝ち目は薄いですから、自分のプレーを楽しむだけです。」と意気込みを語った。
今大会の優勝賞金は100万ポンド、日本円で約1億3300万円。
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