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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額44万2500ドル、クレー)は火曜日に1回戦を行い、シングルスの元世界王者で昨年のシングルスの優勝者でもあるL・ヒューイット(オーストラリア)がコーチであるN・ヒーリーとダブルスを組み、1回戦に勝利した。
同ペアはJ・セレターニ(アメリカ)/A・シャマスディン組を7-5, 7-5で下した。シングルスの活躍が目立つヒューイットだが、ダブルスでも世界ランク18位をマークしたことがあり、不得意ではない。
ヒューイットは臀部の手術で長い休養をとっていたが、その後に復活、順当にランキングを上げていた。しかし10週間前に2度目の手術を行い、今大会が復帰戦となっている。
ヒューイットは今回の休養期間を利用して右ひざの関節鏡による治療も行った。R・ナダル(スペイン)など、ATPツアーで活躍する他の多くの選手と同様、ヒューイットもここ数年は膝の腱炎にも悩まされていた。
現在、バハマを拠点にしているヒューイットは10週間でツアーにカムバックできるとは思っていなかったようだ。
ヒューイットはヒューストン・クロニクル紙に対して「もちろん、ボールを打ち始めたのはここ数週間のこと。その前の8週間は休養していた。手術直後はこの大会から復帰することは不可能なように思えた。しかしリハビリをしっかり行い、できるだけ早く復帰しようと試みたんだ。」
シングルスで第4シードとなっているヒューイットは、1回戦は免除されており、木曜日に2回戦を戦う。「闘う準備はできている。最初は少しあせるだろうけど、できるだけ一生懸命プレーするつもり。でなければここにはいないだろうからね。また全仏やウィンブルドンも視野に入れている。」
ヒューイットは全仏で2度、ベスト8入りをしているが、近年の4年のうち3年はクレー王者のナダルに敗れていた。そのうち2度は4回戦で、残りの1度は3回戦でのことだった。
全仏についてヒューイットは「ドロー次第だね。ナダルと出会ってしまえばタフだ。彼はクレーで最強の選手の1人だからね。でもいいドローに入ればチャンスはある。いつも全仏ではベストのクレーコートでのテニスができているからね。」と話した。
この日に行われたシングルスの試合結果は以下の通り。
R・スウィーティング(アメリカ) ○-× E・コロレフ(ロシア) (5), 6-3, 4-6, 6-2
H・ゼバロス(アルゼンチン) (6) ○-× T・デント(アメリカ), 6-3 途中棄権
E・シュワンク(アルゼンチン) (7) ○-× M・ダニエル(ブラジル), 6-3, 6-2
S・デウバーマン(インド) ○-× C・二ランド, 6-1, 6-2
X・マリス(ベルギー) ○-× N・リンダール(オーストラリア), 6-3, 7-5
M・ククシュキン ○-× M・ヤニ(アメリカ), 6-1, 7-5
K・アンダーソン(南アフリカ) ○-× D・ヤング(アメリカ), 7-5, 6-3
J・I・チェラ(アルゼンチン) ○-× R・ラム(アメリカ), 6-2, 3-0 途中棄権
N・マス(チリ) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 6-4, 6-2
今大会の優勝賞金は7万9900ドル。
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