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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会5日目の22日、女子シングルス3回戦8試合が行なわれ、第2シードのD・サフィーナ(ロシア)がE・バルタチャ(英国)に6-1, 6-2で快勝、4回戦に駒を進めた。
昨年の準優勝者であるサフィーナは、昨シーズンに世界ランク1位の座に就いたものの、グランドスラムでの優勝がないことで批判的な見方をされることもあった。今年こそビッグタイトルを獲得したいところ。
昨年のシングルス決勝以来となるロッド・レーバー・アリーナでの試合に勝利したサフィーナは「このコートに戻れて嬉しいです。去年はあまり良い思い出がないから、今年は悪い思い出を忘れられるようにしたいです。」と語り、続けて「ここでは信じられない試合をしました。ドラマがあって、戦いがあって、走りました。」と2009年を振り返っていた。
2005年の男子シングルス覇者であるM・サフィン(ロシア)の実妹としても知られるサフィーナは、4回戦でM・キリレンコ(ロシア)と対戦する。初戦で2008年のチャンピオンであるM・シャラポワ(ロシア)を破っていたキリレンコは、R・ビンチ(イタリア)を7-5, 7-6 (7-4)のストレートで下し、2年ぶりとなる4回戦進出を決めた。
サフィーナとの対戦を前にキリレンコは「サフィーナよりもシャラポワの方が強烈なショットを打っていると思うわ。だから準備は出来ている。」と、自身初となるグランドスラム8強入りへの意欲を語った。
元世界ランク1位で第8シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)は、第31シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)との3回戦に臨んだものの、13本のウィナーに対し40本もの凡ミスを犯すなどして自滅、ボンダレンコが6-2, 6-3で勝利し4回戦に進出した。
キャリア初となるグランドスラム4回戦に進出したボンダレンコは、鄭潔(中国)とベスト8入りを争う。鄭潔は、第11シードのM・バルトリ(フランス)を5-7, 6-3, 6-0とフルセットの逆転で下し、ベスト4に進出した2008年のウィンブルドン以来となるメジャー4回戦に駒を進めた。
今シーズンからツアーに復帰し注目を集める元女王J・エナン(ベルギー)は、第27シードのA・クレイバノワ(ロシア)を3-6, 6-4, 6-2の逆転で下し、4回戦進出を決めた。2004年のチャンピオンであるエナンは、同胞の後輩であるY・ウィックマイヤー(ベルギー)と4回戦で顔を合わせる。ウィックマイヤーは、S・エラーニ(イタリア)を6-1, 6-7 (4-7), 6-3のフルセットで振り切り、4回戦に進出した。
20歳のウィックマイヤーは現在、世界ランク16位であるが今大会は予選から出場している。昨年のUSオープンでベスト4に進出しブレークを果たしたウィックマイヤーであったが、アンチ・ドーピング協会が定める所在の報告を怠ったとして出場停止処分を科せられていた。しかし、その後の申し立てにより、出場停止処分が撤回され、晴れてツアーに参戦することが出来ることとなっていた。
この他の試合では、第19シードのN・ペトロワ(ロシア)が第15シードのK・クレイステルス(ベルギー)に6-0, 6-1で完勝、4回戦に進出した。
昨年のUSオープンを制し、今大会も優勝候補の一角とされながらも惨敗を喫したクレイステルスは「完全にスイッチが入っていなかったわ。ボールの感触がまるで感じられなかった。彼女のプレーが良かったのもあるけど、私のミスが全てで、彼女は苦労しなかったでしょう。」とコメントを残した。
ペトロワは、第3シードのS・クズネツォワ(ロシア)と4回戦で対戦する。この日の最終試合に登場したクズネツォワは、A・クルベール(ドイツ)に3-6, 7-5, 6-4の逆転で勝利、4回戦進出を決めた。
今大会の優勝賞金は210万豪ドル。日本円でおよそ1億7640万円。
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