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スペインにある“スパニッシュ・テニス・ジャーナリスト・アソシエーション”(APT)が毎年年末に発表する『APTセグラ・ヴューダス・アワード』の発表が先週末行われた。2009年の賞を受賞したのは、デビスカップで監督を務めスペイン・チームを優勝へ導いたA・コスタ(スペイン)で、同時に『フェアー・プレー賞』がT・ロブレド(スペイン)へ贈られた。
現役時代にもスペイン・チームのメンバーとして2000年に優勝する原動力となった現在34歳のコスタは、スペイン人男子として、選手と監督のいずれの立場でも世界一になった初めての人物と言う功績を称えられての受賞となった。
ロブレドは、コート上ではもちろん、コート外でも見せるそのスポーツマンらしい行動と、メディアへの紳士的な対応が認められての受賞だった。加えて彼は、身体障害者へのサポートを目的とする基金を立ち上げたり、車椅子テニスの大会を新しく開催したりする功績も称えられた。
女子選手にも特別賞が贈られた。N・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)とMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)の二人で、両者は今季ツアーベストとなる7大会でダブルス優勝を飾り、その中でもツアー最終戦である『ソニー・エリクソン・チャンピオンシップス』でも強豪を抑えて優勝を飾った。
その最終戦では、ダブルス・ペアー・ランキング1位のC・ブラック(ジンバブエ)/L・フーバー(アメリカ)組、同2位のV・ウィリアムズ(アメリカ)/S・ウィリアムズ(アメリカ)の姉妹ペアーを下しての堂々の優勝だった。両者は今季の世界ダブルス・ランキングをヤゴステラ=ビベスは5位、マルチネス=サンチェスは6位と、いずれも自己最高位で終えた。
APTは1998年からこの賞を設け、スペイン・テニス界の繁栄の手助けになればと続けている。授賞式は、世界でも有名なワイン・メーカーであるセグラ・ヴューダス社にてとり行われ、カタラン・テニス・フェデレーション会長のフランチェスコ・オリオルズ氏、ジャーナリストでAPTメンバーであるネウス・イェッロ氏が出席していた。
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