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男子テニスのツアー最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)は26日、ラウンドロビン・グループAの3試合目が行われ、第4シードのA・マレー(英国)が第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)を6-4, 6-7 (4-7), 7-6 (7-3)の接戦で下し、準決勝進出に望みをつないだ。
この試合の結果、ベルダスコはラウンドロビン3連敗となり1次ラウンドでの敗退が決定、一方のマレーはこれで2勝1敗としたが、R・フェデラー(スイス)とJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)の対戦の結果次第での準決勝進出となる。
試合を通してマレーは1度もベルダスコにサービスブレークをさせなかったものの、18本のサービスエースを決めながら9本のダブルフォルトを犯すなど、不安定なサーブに苦労した。
この日の試合でマレーは、13本ものブレークチャンスのうちブレークに成功したのはわずかに1回と、チャンスを活かしきることが出来なかった。特に第2セットでは、7本のブレークチャンスがあったものの、その全てでベルダスコの粘りにあい、結局タイブレークの末にセットを奪われてしまった。
「第2セットのビッグポイントでベルダスコは素晴らしいプレーをしていたし、第3セットでもそうだった。もちろん、彼をブレークしたかったし、いくつかチャンスもあったけど出来なかった。残念だけど、全てのポイントで良いプレーが出来るわけじゃないんだ。」
一方のベルダスコは、ゲームカウント5-4で迎えた第2セット第10ゲームでこの試合唯一のブレークチャンスを手にしたが、ここはマレーがサービスウィナーを決め、セットポイントを免れている。
試合序盤から主導権を握ったマレーであったが、最後に決めきれずリードを奪えない展開が続く。第1セット第9ゲーム、このセット5本目のブレークポイントでようやくブレークに成功したマレーは、ゲームカウント5-4で自らのサービスゲームを迎えると、4本目のセットポイントでようやく第1セットを先取していた。
仮にこの試合をマレーがストレートで勝利していたら、マレーの準決勝進出が確定していたが、この時点ではどうなるか分からなくなった。もしフェデラーがデル=ポトロに勝利すれば、フェデラーとマレーのベスト4入りが確定する。また、デル=ポトロがフェデラーにストレート勝ちした場合、マレーとデル=ポトロが準決勝に進出する。
もしデル=ポトロがフェデラーにフルセットで勝利した場合、グループAでは3人の選手が2勝1敗かつセット獲得率5-4で並ぶこととなり、ベスト4の行方はゲーム獲得率次第になる。
昨年はラウンドロビンを3戦全勝で突破するも、準決勝でN・ダビデンコ(ロシア)に敗れていたマレーは、今年もし準決勝に進出できたら、さらに先のラウンドに進むことを目指している。
予選突破の可能性を残したマレーは「もし今夜のようなプレーをしたら、僕にもチャンスはある。ベースラインから最高のボールを打っている感覚があるし、攻めている時に自信もある。明らかにチャンスもたくさん作り出せた。ただ活かせなかっただけさ。」とコメントを残した。
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