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男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン・テニス(東京/有明、賞金総額122万6500ドル、ハード)は大会7日目の11日、シングルス決勝が行なわれ、第2シードのJW・ツォンガ(フランス)が、ノーシードのM・ヨージニ(ロシア)を6-3, 6-3のストレートで下し、今季3度目となるツアー優勝を果たした。
今回の優勝で世界ランク7位のツォンガは、500のランキングポイントと優勝賞金30万ドルを手に入れ、ツアー上位8名しか出場権が得られない最終戦の出場に向けて一歩前進した。
試合後の会見でツォンガは「またタイトルが獲れてとても嬉しいし、ロンドンの最終戦にまた一歩近づけたね。来週の上海マスターズには、すごい自信をもって臨めるし、インドアでの試合にも自信がついた。今年で最高の瞬間だね。」と、優勝の喜びともに、最終戦出場への意気込みを語った。
この日の試合でツォンガは、11本のサービスエースを決めるなどサーブが好調で、ヨージニに1度もブレークを許さないと、試合を通して3度のブレークに成功しわずか69分で勝利、日本での初タイトルを獲得した。
「準決勝と決勝でのプレーは本当に良かった。何が起きているのか分からないけど、コートの上でとても気持ちがいいんだ。」とツォンガは自らのプレーを分析した。
一方、3人のシード選手を破り決勝に進出しながらも、あと一歩のところで今季初タイトルを逃したヨージニは「最初はいくつかチャンスがあったけれど、その後の彼のプレーが良すぎたね。多分いくつかのミスはあったと思うけど、第1セットの3-3からはチャンスがなかったよ。」と、素直に完敗を認めていた。
世界ランク49位のヨージニは、今年5月のミュンヘン大会でも決勝に進出していたが、T・ベルディフ(チェコ共和国)に敗れ準優勝に終わっていた。そのベルディフと今大会準々決勝で再戦したヨージニは、ストレート勝ちでその時のリベンジを果たしていた。
昨年の1月以来、ツアータイトル獲得から遠ざかっているヨージニは「今週の結果には満足しているけど、負けるのはいつも辛いこと。1回戦であれ決勝であれ、それは変わらないね。」と、悔しさをあらわにしていた。
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