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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会9日目の8日、女子シングルス準々決勝が行われ、主催者推薦で出場のK・クレイステルス(ベルギー)と第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がそれぞれ準決勝進出を決めた。
まず最初にベスト4入りを決めたのはクレイステルス。この日のセンターコート第2試合で、第18シードのN・リー(中国)を6-2, 6-4のストレートで下し、優勝した2005年以来となる準決勝進出を決めた。ノーシードの選手が今大会のベスト4に名を連ねるのは、2000年のE・デメンティエワ(ロシア)以来のこと。
記者会見の席で「今ここに座って皆さんと話しているのが信じられません。」とコメントしたクレイステルスは、これで今大会3人目となるシード選手からの勝利となった。元女王のクレイステルスは、2回戦で第14シードのM・バルトリ(フランス)、4回戦で第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)を破り、準々決勝に進出していた。
今大会出場までに2大会にしか出場していないため、いまだに世界ランキングがついていないクレイステルスは、準決勝で対戦するセリーナについて「彼女はとてつもないパワーと素晴らしい動きを兼ね備えた選手。だけどチャンスがないわけではないわ。誰でも1、2ゲームを取ることが出来るけど、重要なのはその時の積極性と集中を欠かさないこと。その時に勢いに乗れるかは人それぞれです。」とコメントした。
2007年に結婚と出産のためにツアーから引退したクレイステルスは、2008年2月に長女であるジェイダちゃんをもうけている。もしクレイステルスが今大会で優勝すると、1980年に優勝したE・グーラゴン=コーリー(オーストラリア)以来となる、ママさんプレイヤーとしてのグランドスラム制覇となる。
一方、この日のナイトセッション第1試合で、第10シードのF・ペネッタ(イタリア)に6-4, 6-3のストレートで勝利したセリーナは「彼女はあんなにも素晴らしい人物だし、彼女のために祈っているわ。だけど次の試合ではそうはいかないわね。」とクレイステルスとの対戦へ意欲を語っている。
クレイステルスとセリーナは共に、今大会で12連勝中となっている。クレイステルスは2005年に7連勝で優勝、その時以来の出場である今年はここまで5連勝。一方、ディフェンディング・チャンピオンのセリーナは昨年から連勝を続けている。
今大会の優勝賞金は160万ドル。
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