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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会3日目の2日、女子シングルス2回戦が行なわれ、主催者推薦で出場している元女王K・クレイステルス(ベルギー)が、第14シードのM・バルトリ(フランス)を5-7, 6-1, 6-2とフルセットの逆転で破り、3回戦に進出した。
2005年に今大会でタイトルを獲得しているクレイステルスは、第1セットこそバルトリに3度のブレークを許し落としたものの、第2セット以降は1度しかサービスブレークを許さず、逆に第2セットで3度、第3セットでは2度のブレークに成功し、最後はこの日4本目のサービスエースで試合を締めくくった。
クレイステルスにとってストレートで快勝した初戦よりも、この日の試合の方が得るものが多かった。「上手く行っていた1回戦からは少ししか得るものがなかったわ。だけど今日みたいな試合の後は、精神的に満足するものがありました。集中していたし、積極的なプレーが出来てゲームプランも良く機能していたわ。」と手応えを感じていた。
約2年ぶりにツアーに復帰したクレイステルスは、3回戦で同胞のK・フリッペンス(ベルギー)と対戦することが決まっている。もし3回戦に勝利し4回戦に進出した場合、第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)との対戦が有力視されている。
「まだヴィーナス、セリーナ、シャラポワ、デメンティエワのような大物とは対戦していないわね。」と語るクレイステルスは続けて「出来るならば、ここで実現するチャンスを掴みたいわね。」と早くもヴィーナスとの対戦への意気込みを語っていた。
この日のナイトセッション2試合目に登場した第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は、M・シンク(ハンガリー)を6-1, 6-1で一蹴、3回戦に進出している。ウィナー25本という圧倒的な攻撃力を見せ付けて勝利したセリーナは、実の姉であるヴィーナスが2000-2001年に達成して以来となる大会連覇が懸かっている。
グランドスラム過去4大会のうち3大会で優勝しているセリーナではあるが、その間にツアーでのタイトルは一つも獲得していない。他の大会に比べ、グランドスラムでは良いプレーが出来ていることについて聞かれたセリーナは「多分、賞金が良いからだと思うわ。多分、家のローンを支払うために頑張るのね。」とジョークでかわしていた。
この他の上位シード勢では、第3シードのヴィーナスがB・マテック(アメリカ)に6-4, 6-2で勝利しているほか、第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)がA・チャクエタゼ(ロシア)に3-6, 6-1, 6-1の逆転で、第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)に6-2, 6-1のストレートでそれぞれ勝利しており、順当に3回戦に勝ち進んでいる。
この他の試合の結果は以下の通り。
F・ペネッタ(イタリア) (10) ○-× S・ミルザ(インド), 6-0, 6-0
M・キリレンコ(ロシア) ○-× A・ラドワンスカ(ポーランド) (12), 6-4, 2-6, 6-4
V・キング(アメリカ) ○-× S・ストザー(オーストラリア) (15), 7-5, 6-4
A・ウズニアッキ(カナダ) ○-× A・モレスモ(フランス) (17), 6-4, 6-0
N・リー(中国) (18) ○-× M・ラシェール・ダ・ブリート(ポルトガル), 6-1, 6-3
K・フリッペンス ○-× A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (20), 6-1, 6-3
D・ハンチュコバ(スロバキア) (22) ○-× T・バシンスキー(スイス), 5-7, 6-2, 6-1
F・スキアボーネ(イタリア) (26) ○-× S・ボーゲル(スイス), 6-4, 6-4
E・ヴェスニナ(ロシア) (31) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 7-6 (8-6), 6-1
M・リバリコワ(スロバキア) ○-× K・チャン(台湾), 4-6, 6-2, 6-2
MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) ○-× A・クルベール(ドイツ), 7-5, 6-3
今大会の優勝賞金は160万ドル。
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