HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・マスターズ(パリ/フランス、賞金総額227万ユーロ、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第8シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)が第5シードのN・ダビデンコ(ロシア)に6-1, 5-7, 6-4のスコアで競い勝ち、見事決勝進出を決めた。
ナルバンディアンは昨年の今大会で優勝しており、連覇に向けて好調な勝ち上がりを見せた。ナルバンディアンが優勝すれば、今大会23年間の歴史の中で、初の二年連続優勝となる。
一方のダビデンコは一昨年の今大会で優勝しており、2年ぶりの優勝を目指したが、フルセットの末、ナルバンディアンに振り切られた。
試合後、ナルバンディアンは「第1セットは簡単に奪えたけど、彼(ダビデンコ)はそのうち調子を上げてくることが分かっていた。予想通り、第2セットからプレーの質を上げてきた。その一方で、自分は少し油断してしまった。」と反省の弁。
ナルバンディアンは決勝で、第13シードのJW・ツォンガ(フランス)と顔を合わせる。両者は初対戦となる。ツォンガは準決勝で第11シードのJ・ブレーク(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで退けた。
決勝の勝者は、上位8選手のみが出場できる上海でのツアー最終戦「マスターズ・カップ」への出場権を獲得する。準決勝前の時点で出場を決めていたのはナダル、フェデラー、N・ジョコビッチ(セルビア)、A・マレー(英国)、ダビデンコ、そしてA・ロディック(アメリカ)の6人。準決勝でツォンガが勝ったことにより、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が7人目の出場権獲得者となった。
ただしナルバンディアンは、マスターズ・カップの翌週にデビス杯決勝を控えているため、たとえ出場権を得られても出場しない可能性があることをほのめかしている。
昨年の今大会のナルバンディアンは、現在世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)、当時1位のR・フェデラー(スイス)、そしてD・フェレール(スペイン)を撃破するという、劇的な優勝を飾っており、今年も優勝に期待がかかる。勝てばツアー10勝目、今季3勝目となる。
一方、ツォンガは、地元観客の応援を味方に、9月のバンコクの大会以来となるツアー2勝目を、マスターズ・カップへの出場権とともに狙う。
今大会の優勝賞金は36万3600ユーロ。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.