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男子テニスツアーのAIGジャパン・オープン・テニス(東京/日本、賞金総額86万9000ドル、ハード)は4日、シングルス準決勝が行われ、第9シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が、第2シードのA・ロディック(アメリカ)を6-7 (3-7), 7-5, 7-6 (7-3)と逆転で下し、決勝に進出した。
世界ランク8位のロディックに対し、同27位のベルディフは、ファイナルセット3-5とリードされ、ロディックのサービングフォーマッチを迎えたが、そこから挽回し、大逆転勝利を手にした。
試合後の会見でベルディフは、「ファイナルセットで2-5と負けていたけど、わずか1ブレーク差だったし、第2セットで2回のブレークに成功していたから、同じことが出来ると思っていた。」とコメント。ベルディフは、第5シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と優勝を争う。
一方のロディックは、先週のチャイナ・オープンで自身26度目の優勝を果たしており、2週連続でのトーナメント制覇を狙っていたが、それはならなかった。「2回は勝利するチャンスがあったのに、それを逃してしまったんだ。とても残念だよ。」とコメントしたロディックは、この試合で25本のサービスエースを記録したが、それも実らなかった。
20歳のデル=ポトロは、第4シードのR・ガスケ(フランス)を6-3, 4-6, 7-5と接戦で下し、今季5勝目に王手をかけるツアー決勝進出を決めた。
世界ランク12位のデル=ポトロは、この試合で14本のサービスエースを決め、7本中4本のブレークチャンスを活かし、同13位のガスケを破った。「長いポイントがあった長い試合をして、とても疲れた。でも、あんなに良いプレーヤーに勝って決勝に進出できて満足している。決勝まで時間があるから、回復すると思う。」
一方のガスケは、「彼(デル=ポトロ)は、トップ5プレイヤーのようなプレーをしている。現在では、R・ナダル(スペイン)、R・フェデラー(スイス)、N・ジョコビッチ(セルビア)、A・マレー(英国)に次ぐ選手だと思う。」と、賛辞を惜しまなかった。
今大会の優勝賞金は13万5000ドル。
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