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USオープンテニス大会第12日目の5日、女子シングルス準決勝2試合が行われ、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と第4シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が、それぞれ勝ち進み、決勝で対戦することが決まった。
今回が5度目となるグランドスラム準決勝の舞台に臨んだヤンコビッチは、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)を6-4, 6-4のストレートで下し、初のグランドスラム決勝進出を決めた。
試合直後のセンターコートで行われたインタビューで、ヤンコビッチは「ご覧の通り、涙が出てきました。決勝に進出できて、少し感動しています。」と喜びを口にした。
今年8月には、世界ランク1位になったものの、グランドスラムの決勝に進出したことがない故に、完全にそれを受け入れられない事を認めていたヤンコビッチは、第1セット2-4の場面から逆転し、セットを先取すると、第2セット第10ゲームで迎えたデメンティエワのサービスゲーム、2本目のマッチポイントでデメンティエワのフォアハンドがオーバーしゲームセット、初のメジャー決勝への切符を手に入れた。
23歳のヤンコビッチは、「グランドスラムで勝ちたい、それがここに来た理由です。ケガがなかった事、何の問題もなかったことは、この舞台に立つ良いチャンスを与えてくれました。それに感謝したいです。」とコメントを残した。
2004年以来の決勝進出がかかっていたデメンティエワは、試合序盤は好調だったものの、ヤンコビッチの22本に対し、42本もの凡ミスを犯してしまい、逆転を許すこととなった。「今日はミスが多すぎた。彼女(ヤンコビッチ)は、今日みたいに風が強いのにも関わらず、とても堅実で安全なプレーをしていた。」
続いて行われたトップハーフの準決勝では、昨年の全豪オープン以来のグランドスラム優勝を狙うセリーナが、第6シードのD・サフィーナ(ロシア)を6-3, 6-2で下し、今大会では2002年以来の決勝進出を果たしている。
今年の夏以降、37勝4敗と好調を維持していたサフィーナに、試合開始早々に2-0とリードと奪われた、四大大会で通算8勝を誇る元女王のセリーナは、第4ゲームと第8ゲームでブレークに成功すると、5-3とリードし、続く自らのサービスゲームでは、2本のブレークポイントをサフィーナに与えたものの、しっかりとキープ、第1セットを先取する。
続く第2セットでは、立て続けに3度のブレークに成功したセリーナが一気に5-1とリードを奪うと、それを守りきり決勝へ駒を進めた。この試合でサフィーナは、台風の接近よる強風の中、41本もの凡ミスを
犯し、最後まで立て直すことが出来なかった。
グランドスラム通算12度目の決勝進出を果たしたセリーナは、1999年と2002年に今大会を制覇している。
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