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ウィンブルドン大会第12日目の5日、女子ダブルス決勝が行われ、第11シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)/V・ウィリアムズ(アメリカ)組が、第16シードのL・レイモンド(アメリカ)/S・ストザー(オーストラリア)組を6-2, 6-2で下し、2002年以来3度目の優勝を飾った。
この日の試合は、最初から最後までウィリアムズ姉妹の強力なサーブが試合を支配し、ファーストサーブが入ったら86%の確率でポイントを取るなど、対戦相手を圧倒した。一方のレイモンド/ストザー組はサーブに苦しみ、特にセカンドサーブでは33%の確率でしかポイントが取れず、各セットで2つのブレークを許し、わずか58分で敗退した。
「最高の形で今年のウィンブルドンを締めくくれたわ。姉とのダブルスで、5年ぶりに優勝できるなんてね。彼女はグラスコートでは最高のプレイヤー。もっと良いパートナーなんて他にはいないわ。」とセリーナはコメントを残した。ヴィーナスとセリーナの二人は、ダブルスに先立って行われた、女子シングルス決勝でお互いに対戦しており、結果はヴィーナスが勝利していた。
ウィリアムズ姉妹ペアは、これが7個目のグランドスラムタイトルとなり、これまでに2001年と2003年の全豪オープン、1999年の全仏オープン、2000年と2002年のウィンブルドン、そして1999年のUSオープンでも優勝を飾っている。また、これでペア通算でツアー11勝目となるうえに、2000年のシドニーオリンピックでもこの姉妹ペアは優勝し、金メダルを獲得している。さらには、この日の勝利で、姉妹ペアでのダブルス通算100勝目を挙げており、キャリア通算成績を100勝16敗としている。
ウィリアムズ姉妹はこのダブルスタイトルを手に入れる前に、シングルスでの姉妹対決を行っており、姉妹対決後のダブルス優勝はこれが3度目となる。2002年のウィンブルドンと、2003年の全豪オープンがそうで、その時はいずれも妹のセリーナがシングルスを制している。また、ウィリアムズ姉妹によるグランドスラム単複制覇は他に2回あり、1999年のUSオープンではセリーナが、2000年のウィンブルドンではヴィーナスがそれぞれ達成している。
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