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ウィンブルドン大会第8日目の1日、女子シングルス準々決勝4試合が行われ、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)をはじめ、第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)、ディフェンディング・チャンピオンで第7シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)の他、ノーシードの鄭潔(中国)がベスト4に名を連ねた。
この日のセンターコート第1試合で、第21シードのN・ペトロワ(ロシア)との対戦に臨んだデメンティエワは、6-1, 6-7 (6-8), 6-3のフルセットでペトロワを振り切り、ウィンブルドンでは初めての、またグランドスラムでは2005年のUSオープン以来となる、準決勝進出を決めた。
試合は、第1セットを先取したデメンティエワが、第2セットも5-1とリードし、ストレートで終わるかと思われたが、そこからペトロワが盛り返し、タイブレークの末にセットオールとなる。ファイナルセットでは、デメンティエワが4-0と一気に流れを掴み、そのまま逃げ切った。
デメンティエワは準決勝で、第5シードのヴィーナスと対戦する。ヴィーナスは、T・タナスガーン(タイ)を6-4, 6-3で下し、ベスト4に進出、またここまで1セットも落としていない。
22本の凡ミスと、3本のダブルフォルトを犯したヴィーナスだが、8本のサービスエースを決めるなど、持ち前のパワーテニスを展開し、最近9年間で、7度目となるベスト4入りを決めた。
そのヴィーナスの妹のセリーナは、第14シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦、6-4, 6-0とわずか51分で、4年ぶりとなるベスト4入りを決めた。
8つのグランドスラムタイトルを保持するセリーナはこの日、11本のサービスエースと27本のウィナーを決めるなどし、18歳のラドワンスカを終始圧倒した。「私は今このときにピークを持ってくるようにしている。遅すぎもせず、速すぎもせずね。いつもベストの状態を保てるようにしている。トーナメントに残っている間は、自分自身を優勝候補として考えているわ。」と、2003年以来の優勝に向けて、コメントを残した。
そのセリーナの準決勝の相手には、世界ランク133位の鄭潔が勝ち上がった。鄭潔は、第18シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)を6-2, 5-7, 6-1で下し、初のグランドスラム準決勝進出を決めた。
鄭潔は、主催者推薦枠で今大会に出場しており、女子シングルスでの準決勝進出は史上初のことで、中国人女性としても初めてのこと。また、アジア勢としても1996年の、クルム伊達公子(日本)以来となる。
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