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ウィンブルドン大会第7日目の30日、女子シングルス4回戦が行われ、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が世界ランク60位のT・タナスガーン(タイ)に3-6, 2-6で敗れる波乱が起きた。
これまでに過去6度の4回戦に進出している、31歳のタナスガーンだが、いずれも敗れ去っており、4回戦の壁を突き破れずににおらず、7度目の挑戦にして初めて準々決勝に進出した。「本当に良い気持ちよ。自分の試合が出来たわ」と試合後のタナスガーンのコメント。
一方のヤンコビッチは、先の3回戦で左ひざを負傷しており、この日の試合を行えるかどうか微妙な状態であった。厳重にテーピングをして試合には臨んだものの、本来の状態とは程遠いプレーが相次ぎ、19本の凡ミスを犯すなどして敗れた。
試合後の会見でヤンコビッチは、「ベストなプレーが出来ないときは特につらい。100%の状態ではなかった。グラスコートでは素早く動いて、ボールの後ろに入らなくてはならない。今日は常に遅れていて、普段どおりに動けなかったけど、ベストを尽くそうとはした。」と語った。
これで女子シングルスでは、第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)と、第2シードのシャラポワはすでに敗退しており、また第3シードのヤンコビッチが敗れたため、ベスト8にトップ3シードの選手が一人も残らない異常事態に陥った。これはオープン化以降、40年の歴史の中で初の珍事。
初のベスト8進出を決めたタナスガーンは、準々決勝でディフェンディング・チャンピオンのV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。
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