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ウィンブルドン大会第3日目の25日、男子シングルス3回戦が行われ、センターコート第1試合は、現在世界ランク75位の元王者M・サフィン(ロシア)が、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 7-6 (7-3), 6-2のストレートで下し、3回戦に進出した。
2001年の準々決勝進出が今大会の最高記録である、28歳のサフィンは、今季は不調のシーズンを送っており、グランドスラムでは全豪オープンと全仏オープンそれぞれで2回戦敗退となっていた。
サフィンは、「彼(ジョコビッチ)は沢山のプレッシャーを感じていたけど、自分は本当になにも感じなかったんだ。」とコメント。
今季の全豪オープン覇者であるジョコビッチは、今大会の優勝候補の一角と考えられていたが、この日の試合では全く自分のペースで試合を進められなかった。
この日のジョコビッチは精彩を欠き、28本の凡ミスと10本のダブルフォルトを犯した。「今日は悪い日だ。僕はやるべきことが全く出来なかったし、彼(サフィン)は堅実だった。彼は良いプレーを続けて、僕にプレッシャーをかけてきた。普段では考えられない数のダブルフォルトを犯したし、流れが見つからなかった。彼(サフィン)が対戦するには大変な相手とはわかっていたし、センターコートでプレーすることは、彼に良いモチベーションを与えたね。」と試合を分析した。
両者は過去、2005年の全豪オープン1回戦でも対戦しており、その時もサフィンがジョコビッチを6-0, 6-2, 6-1のストレートで破っている。そのことについてジョコビッチは、「比較することはできない。あの時の僕は、まだ若くてあれが最初のグランドスラムだったからね。だから比べられないよ。」とコメント。
最後に「シーズンは長いし、まだ半分を過ぎたところだ。肉体的に疲労はないし、彼(サフィン)がただ僕より良いプレーをしただけ。」と会見を締めくくった。
一方サフィンは、「今年は少しやけになり始めていたんだ、なぜなら本当にハード練習をしていたから。だけど結果がついてこなかっただけで、それがきた後は、それを続けるために心を強く持つだけさ。だから、良い結果が出て嬉しいし驚いている。今日は良いサーブを打って、彼(ジョコビッチ)に付いて行こうと思った。さらに、今日の彼は調子が悪そうだったから、サーブが読めたし、ベースラインでの打ち合いもできた。あんなに良いプレーが出来たのはいつ以来だか覚えていないよ。」と喜びを語った。
これで3回戦に進出した、サフィンの次の相手は、F・セラ(フランス)を6-3, 6-7 (4-7), 6-2, 6-7 (5-7), 6-4のフルセットで下した、第29シードのA・セッピ(イタリア)に決まっている。
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