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(フランス、パリ)
BNPパリバ・マスターズ(賞金総額245万ドル)は木曜日、3回戦でD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がトップシードのR・フェデラー(スイス)を、またM・バグダティス(キプロス)が第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)を倒す波乱含みの一日となった。
2週間前のマドリッド・マスターズ決勝でもフェデラーを倒したばかりのナルバンディアンは、この日も6-4, 7-6(7-3)の接戦を制し8強入りを果たした。フェデラーとの対戦成績もこれで8勝8敗のタイとなった。ただ、この快進撃にも関わらず、レースランキングで優位にいるR・ガスケ(フランス)やA・マレー(英国)らも勝ち進んだため、ナルバンディアンはツアー最終戦への切符は手にすることができなくなった。
ナルバンディアンは準々決勝で第5シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。フェレールはこの日第12シードのT・ベルティフを6-4, 6-2で倒している。
敗れたフェデラーはフランスには縁が薄いのか、全仏オープンのタイトルも未だなく、今マスターズ・シリーズでも5度の出場で8強入りが最高となっている。
第10シードのガスケは母国のファンの前で第6シードのJ・ブレーク(アメリカ)を6-4, 6-4で倒し、その声援に答えた。第15シードのマレーはF・サントロ(フランス)を6-4, 6-2で下しての8強入り。準々決勝ではガスケ対マレーの試合となり、その勝者はツアー最終戦出場への望みを残す。
第2シードのR・ナダル(スペイン)はS・ワウリンカ(スイス)を6-4, 6-3で危なげなく下しての準々決勝進出。
この日一番の論議を生んだのがダビデンコ対バグダティス戦。先週のサンクトペテルブルクでも、やる気のなさのために罰金を科せられるという異例な措置がとられたばかりのダビデンコは、この日もダブルフォルトを連発し、途中何度も審判から注意を受けた。結果2-6, 2-6と精彩を欠いたままバグダティスに敗れた。
ダビデンコは、8月のポーランドの試合でM・バッサロ=アルグエッロ(イタリア)を相手に6-1でリードしていながら、足の怪我を理由に棄権。その試合はインターネットのスポーツ戦勝敗入札サイトでバッサロ=アルグエッロ側に極端に票が集まっていたこともあり、八百長ではないかとの疑惑もかけられ、現在も調査が続行中。その渦中にいるダビデンコだけに、真相が気になるところ。
勝ったバグダティスは第8シードのT・ロブレド(スペイン)と準々決勝で顔を合わせる。ロブレドはツアー最終戦に出るためには、4強入り以上の成績が必要だ。
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