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テニスのウィンブルドン選手権はことし、男女の賞金が史上初めて同額になった。シングルス優勝者は男女とも70万ポンド(約1億7000万円)を手にする。4大大会では1974年に全米オープンが最初に同額としてから33年。全豪、全仏が続いた流れに、伝統を重んじる主催者のオールイングランド・クラブもようやく追随した。
1877年に始まったウィンブルドン選手権は、長くアマチュア選手しか参加できず、オープン化(プロ解禁)されたのは1968年。同年の男子シングルス優勝のレーバー(オーストラリア)が2000ポンドを得た一方、女子優勝のキング(米国)は750ポンドしかもらえなかった。女子テニス界で一時代を築いたキングは男女同権運動に熱心で、先頭に立って訴え続けてきた。
全米に続き、84年から全豪オープンが男女同額に。94年の決勝が40分足らずの試合で興味がそがれたとして再び格差がつけられたが、2001年に格差を解消した。全仏オープンも昨年から優勝賞金を同じにした。かたくなだったオールイングランド・クラブも女子の人気の高まりなどを背景に、ついに同額を決断した。
V・ウィリアムズ(アメリカ)(米国)は「この大会が伝統を守ることは好き。男女の賞金が同額になること以外はね」とコメントし、モレスモ(フランス)らが歓迎の意を示した。(共同)
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