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（メキシコ、アカプルコ）

　男女共催で行われているメキシコ・オープン（賞金総額７５万７千ドル）は、大会３日目の水曜日に男女ともに２回戦を行い、男子部門では第１シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）から第８シードまでが全員勝利し、ベスト８に進出した。女子では、第１シードのＭ・バルトリ（フランス）が敗れたのをはじめ、登場した６人のうち３人のシード選手が敗れ去る波乱が起きている。

　２００３年全仏覇者で元世界１位のフェレーロは、Ｌ・ドロウィー（チェコ共和国）を6-3, 7-6 (7-2)で下した。また、同じく２００５年に全仏オープンを制した第５シードのＧ・ガウディオ（アルゼンチン）は、この日の試合では1-6, 6-3, 6-2でＪ・グスマン（アルゼンチン）に逆転勝ちした。ガウディオは、今年はここまで５大会に出場して全て初戦敗退と元気が無かったが、火曜日の１回戦でＬ・オルナ（ペルー）の途中棄権によって、ようやく今季初勝利を手にしていた。
　その他の試合では、第２シードのＡ・カイエリ（アルゼンチン）、第３シードのＮ・アルマグロ（スペイン）がともにフルセットで勝利した。第４シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）、第６シードのＮ・マス（チリ）、第７シードのＪ・アカスーソ（アルゼンチン）、第８シードのＣ・モーヤ（スペイン）はそれぞれストレート勝ちで準々決勝に駒を進めた。

　女子部門では、昨年ツアー３勝をあげ、現在世界ランク２４位につけているバルトリが、同８３位のＪ・シュルフ（ドイツ）に0-6, 4-6で完敗した。２００３年以来のツアー４強入りを目指すシュルフは、準決勝でＭ・トーレス・サンドバルと顔を合わせる。 トーレス・サンドバルは火曜日に第８シードのＮ・プラット（オーストラリア）を下し、この日はＥ・ビルネロバ（チェコ共和国）を6-4, 6-2で退けている。
　バルトリの他にも、第３シードのＭ・ミュラー（ドイツ）と第４シードのＳ・ブレモン（フランス）が敗れており、ミュラーはＥ・ロワ（フランス）に2-6, 2-6で、ブレモンはＡ・コルネ（フランス）（フランス）に6-7(3-7), 2-6でそれぞれ屈した。その他の試合では、第２シードのＴ・ガルビン（イタリア）がＺ・グバチ（ハンガリー）の途中棄権により6-4, 3-0で勝利した。第５シードのＦ・ペネッタ（イタリア）、第６シードのＧ・ドゥルコ（アルゼンチン）、Ｓ・エラーニ（イタリア）も準々決勝進出を決めた。

　今大会の優勝賞金は、男子が１５万６千５５０ドル、女子が２万５千８４５ドルとなっている。