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(フランス、パリ)
BNPパリバ・マスターズ(賞金総額265万4千ドル)3日目は2回戦が行われ、第7シードのJ・ブレーク(アメリカ)がA・クレマン(フランス)を6-4, 3-6, 6-4のフルセットで3回戦へ進出を決め、ツアー最終戦のテニス・マスターズ・カップ出場権獲得の可能性をつないだ。
上位8選手により争われるマスターズ・カップ出場を決めるポイント・レースでブレークは現在7位にいる。今大会は少しでもいい成績を残して、同カップへの初の出場権を得たいところ。その出場権は今大会でブレークがベスト4に入れば確定、それ以下でも他選手の成績如何では可能性がある。ブレークは3回戦で第10シードのT・ハース(ドイツ)と対戦する。ハースはこの日、M・ロドラ(フランス)を7-6(9-7), 7-6(7-2)と接戦をものにしての勝ち上がり。ハースもポイント・レースで12位に位置しており、わずかながら同最終戦への出場権獲得のチャンスが残っている。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるT・ベルディフ(チェコ共和国)は、今年は第8シードで出場しており、O・ロクス(ベルギー)を6-7(4-7), 6-4, 6-2の逆転で下し、3回戦へ駒を進めた。ベルディフの次の対戦相手はR・ジネプリ(アメリカ)で、火曜日に第11シードのD・フェレール(スペイン)を倒す殊勲を見せている。また、先週のサンクトペテルブルグの大会で優勝を果たしている好調、M・アンチッチ(クロアチア)は第9シードで、K・フリーゲン(ベルギー)を3-6, 7-6(7-4), 6-3とこちらも逆転で退けた。
その他のシード勢では、第6シードのT・ロブレド(スペイン)がS・グロージャン(フランス)に3-6, 7-5, 6-4で、第13シードのA・マレー(英国)がJ・I・チェラ(アルゼンチン)に7-5, 6-0で、第14シードのJ・ニエミネン(フィンランド)がD・ブラッチアリ(イタリア)に6-3, 6-4で第17シードのD・フルバティ(スロバキア)がI・アンドレエフ(ロシア)に6-4, 6-3でそれぞれ勝利した。しかし、シードダウンの憂き目に遭った選手もおり、第5シードのF・ゴンサレス(チリ)がJ・ベネトー(フランス)に6-3, 4-6, 5-7で、第12シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がP・H・マチュー(フランス)に6-7(11-13), 6-7(4-7)で敗れた。
その他の試合では、ラッキー・ルーザーのT・ガバシュビリ(ロシア)がT・ヨハンソン(スウェーデン)を7-6(13-11), 7-6(7-4)で振り切った。ガバシュビリは、今大会トップシードで出場予定だったR・フェデラー(スイス)が疲労を理由に直前に欠場を申し入れたため、その補欠として本戦入りしていた。
今大会の優勝賞金は48万千784ドル。
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