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(スペイン、マドリッド)
来月のツアー最終戦出場権獲得をかけてトップ選手たちの熾烈な戦いが繰り広げられるマドリッド・テニス・マスターズ(賞金総額245万ドル)の3日目は2回戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)は順当勝ちしたものの、I・リュビチッチ(クロアチア)以下上位シード勢が次々と敗れる波乱含みの一日となった。
ディフェンディング・チャンピオンのナダルは、M・フィッシュ(アメリカ)を6-4, 6-2で一蹴して今季56勝目を上げた。3回戦ではT・ハース(ドイツ)と対戦する。ハースはこの日D・フルバティ(スロバキア)を6-3, 7-6 (8-6)で倒している。
今大会は年間ベスト8の選手だけで争われるツアー最終戦への出場権を決定する上でも大変重要な大会となっている。既に同出場権を得ているR・フェデラー(スイス)とナダル以外の選手は僅差で並んでおり、今大会で上位進出し優位に立ちたいところ。しかし、この日はそれらの切符を目前にした上位選手たちが軒並み敗れ、益々争いは混沌としてきた。
昨年の今大会で準優勝の第3シードのリュビチッチは、先週のウィーンでの優勝の勢いを保ってA・マレー(英国)と対戦したが、4-6, 6-3, 4-6で敗れた。勝ったマレーは、「リュビチッチのようなトップ選手と戦うことによって、自分のレベルが分かる。今日の試合で、僕もあともう少し安定したプレーができるようになれば、上位選手とだって互角で戦えると実感できた。」と、この日の試合での収穫を話していた。
第5シードのN・ダビデンコ(ロシア)もJ・ヨハンソン(スウェーデン)に4-6, 7-6(7-5), 3-6の接戦の末に敗れた。ダビデンコは先週のクレムリン・カップで優勝したばかりだった。
また第8シードのJ・ブレーク(アメリカ)も、バンコク、ストックホルムと連続優勝直後と好調ながら、K・フリーゲン(ベルギー)に4-6, 6-3, 6-7(5-7)で敗れる不覚を取った。ブレークは、「調子がいいというのと、調整ができているというのは別物。今日は明らかに僕の調整不足が原因だった。」と、タフなスケジュールの中での初戦突破の難しさを語っていた。
さらに第9シードのM・バグダティス(キプロス)もM・サフィン(ロシア)に4-6, 3-6のストレート負けを喫している。サフィンは先週のクレムリン・カップで準優勝を遂げており、本格的復調の兆しを見せている。
その他の主な試合では、第10シードF・ゴンサレス(チリ)がP・スリチャパン(タイ)を7-5, 6-7 (5-7), 6-4で、R・ジネプリ(アメリカ)はM・アンチッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-5)で、R・ソデルリング(スウェーデン)はJ・C・フェレーロ(スペイン)(今大会2003年優勝)を6-3, 6-2でそれぞれ下している。
また期待の若手同士の対戦となったN・ジョコビッチ(セルビア)対R・ガスケ(フランス)の一戦はジョコビッチが7-6 (7-2), 1-6, 6-1で勝ち取った。
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