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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドン大会6日目の土曜日、ディフェンディング・チャンピオンのV・ウィリアムズ(アメリカ)が3回戦に登場、第26シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と対戦したが、6-7 (8-10), 6-4, 4-6で敗れ、今年は早々と大会を去ることとなった。
今大会3度の優勝経験を持つウィリアムズは、第1セットをタイブレークの末落としたものの、第2セットを取り返し、勝負はフルセットにもつれ込んだ。しかし最終セットでもヤンコビッチはプレッシャーをこらえ、嬉しい勝ち星を上げた。
ウィンブルドンで初の4回戦進出を手にしたヤンコビッチは、「試合に勝ててとてもうれしい。今日はただ最高のプレーをして楽しもうと思っていた。最後はとてもナーバスになって変な感じだったけど、でも自分に頑張れ、全力を尽くしなさい、って言い聞かせたの。」と喜びを隠せない様子だった。
一方敗れたウィリアムズは、「もっとうまくプレーができたし、試合に勝ちたかった。」と肩を落とした。「もっとできることがあったわ。でもヤンコビッチは上手かったと思う。いいプレーだったわ。」
今後についてウィリアムズは、「自分のゲームには前向きに感じているので、これからも一生懸命練習し続けるわ。分かると思うけど、負けるのは嫌いなの。特にここウィンブルドンでは勝つのに慣れているから、元気でいる限り、来年も戻ってくるわ。」と語った。
勝ったヤンコビッチは4回戦でA・ミスキナ(ロシア)と対戦する。ミスキナは第23シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-4で下してのベスト16進出。両者は去年の今大会3回戦でも対戦しているが、通算成績はこれまでミスキナの2勝0敗。
第1シードのA・モレスモ(フランス)はN・プラット(オーストラリア)を6-1, 6-2で一蹴し、こちらも4回戦進出を決めた。モレスモは最近の4年間で3度準決勝に進出している。
モレスモは4回戦で、ベスト8入りを賭けて18歳のA・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。これまで二人はモレスモの4勝2敗。
モレスモは、「次の試合は大きな試金石になるわ。イバノビッチとは過去何度か対戦しているけど、フォアバックともに強烈だし、サーブもとてもいい。でも彼女が芝のコートでどんなプレーをするのかはまだ見ていないわ。」と次の対戦に向けて気を引き締めた。
また第4シードのM・シャラポワ(ロシア)はベテランのA・フレイジャー(アメリカ)と対戦し、6-3, 6-2で退けて4回戦進出を決めた。
シャラポワは、「エイミー(フレージャー)のような芝で優れた選手に勝てて、今日は自分の調子を測るいいチェックになった。試合は簡単ではなかったけど、これで4回戦に向けて自信が持てた。」と強気な一面を見せた。
今大会では2004年に17歳で優勝しているシャラポワは、4回戦で第16シードのF・ペネッタ(イタリア)とベスト8入りを賭けて対戦する。
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