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いよいよ今週末、デビスカップ準々決勝が開催される。今回はＡ・ロディック（アメリカ）、Ｍ・サフィン（ロシア）、Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）といったトップ選手らが揃って参戦しているとあって、世界各地で激戦が繰り広げられると思われる。

優勝候補ナンバー１のアメリカは、世界ランキング１９位のＦ・ゴンザレス率いるチリと対戦する。優勝確実といわれながら、まさかの敗戦を喫した昨年の二の舞は踏まないとばかりに、Ａ・ロディック、Ｊ・ブレーク（アメリカ）、ブライアン兄弟という最強のメンバーで準決勝進出を目指す。今シーズンに入って、ロディックは調子を落としているものの、ブレークが絶好調なだけに準決勝進出は間違いないと思われるが、チリには世界ランキング４３位のＮ・マス（チリ）も控えているだけに油断は出来ない状況だ。

＜アメリカＶＳチリ＞

Ｊ・ブレーク vs. Ｆ・ゴンサレス（チリ）
Ａ・ロディック vs. Ｎ・マス
ブライアン兄弟 vs.Ｆ・ゴンサレス/Ｎ・マス
Ａ・ロディック　vs. Ｆ・ゴンサレス
Ｊ・ブレーク　vs. Ｎ・マス

またＭ・ミルニ（ベラルーシ）率いるべラルースは、オーストラリアと対戦する。不調のヒューイットが相手なので勝つチャンスがあるのではないかとの記者の問いにミルニは、「ここ数年グランドスラムのタイトルに手が届いていないというだけであって、僕は彼（ヒューイット）をいまでも世界トップ５の選手だと思っている。」と答えていた。

＜オーストラリアＶＳべラルース＞

Ｃ・グシオネ（オーストラリア）　vs. Ｍ・ミルニ
Ｌ・ヒューイット vs. Ｖ・ウォルチコフ
Ｗ・アーサーズ（オーストラリア）/Ｐ・ハンリー（オーストラリア） vs. Ｍ・ミルニ/Ｖ・ウォルチコフ
Ｌ・ヒューイット　vs. Ｍ・ミルニ
Ｃ・グシオネ vs. Ｖ・ウォルチコフ

連覇を狙うクロアチアは、エースでキャプテンを務めるＩ・リュビチッチ（クロアチア）が負傷を理由に欠場すると思われていたが、大方の予想に反し、第１試合から出場することが明らかになった。対戦相手がＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）有する強敵アルゼンチンということもあり、強行出場に踏み切ったようだ。試合を前にリュビチッチは、「（先週のトーナメントで）ナルバンディアンに勝利したことは、何の参考にもならないよ。デ杯というのは全く別物と考えたほうが良いね。」とコメントしていた。

＜クロアチアＶＳアルゼンチン＞

Ｉ・リュビチッチvs. Ａ・カイエリ（アルゼンチン）
Ｍ・アンチッチ（クロアチア）vs. Ｄ・ナルバンディアン
Ｍ・アンチッチ/Ｉ・リュビチッチvs. Ａ・カイエリ/Ｄ・ナルバンディアン
Ｉ・リュビチッチvs. Ｄ・ナルバンディアン
Ｍ・アンチッチ vs. Ａ・カイエリ

クロアチア対アルゼンチン戦と並んで、準々決勝屈指の好カードなのが、新鋭Ｒ・ガスケ（フランス）率いるフランスと、Ｍ・サフィン率いるロシアの対戦だ。ロシアは世界ランキング６位のＮ・ダビデンコ（ロシア）がサフィンの後に控えており有利なのは間違いないが、サフィンがどこまで調子をもどしているかにかかっているといえるだろう。

＜フランスＶＳロシア＞

Ｒ・ガスケ　vs. Ｍ・サフィン
Ａ・クレマン（フランス）　vs. Ｎ・ダビデンコ
Ａ・クレマン/Ｍ・ロドラ（フランス）　vs. Ｄ・ツルスノフ（ロシア）/Ｍ・ヨージニ（ロシア）
Ｒ・ガスケ　vs. Ｎ・ダビデンコ
Ａ・クレマン　vs. Ｍ・サフィン