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中国勢としてグランドスラム初優勝のヤンと鄭 |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープンテニス大会12日目の金曜日、女子ダブルスの決勝が行われ、今大会第12シードのヤン・ツー(中国)/鄭潔(中国)組が、第1シードのL・レイモンド(アメリカ)/S・ストザー(オーストラリア)組に2-6,7-6(7), 6-3で逆転勝利を収め、中国人ペアとしては初の四大大会制覇を成し遂げた。
第1セットを簡単に落としたヤン/鄭ペアだったが、第2セット、相手ペアのサービング・フォー・ザ・セットとなったところから驚異的な粘りを見せる。絶体絶命の場面を絶妙のコンビネーション・プレーでブレイクに成功すると、相手のマッチポイントを切り抜け、そのまま一気にタイブレイクを9-7で制しセットオールとした。そして、ファイナルセットに入ると、完全に意気消沈したレイモンド/ストザー組を一方的に攻め立て試合を決めた。
またこの日は、ミックスダブルス準決勝も行われ、注目のM・ヒンギス(スイス)/M・ブパティ(インド)組がS・ストザー/P・ハンリー(オーストラリア)組を6-3, 6-3で下して決勝進出を決めた。準決勝第2試合では、第6シードのE・リホフツェーワ(ロシア)/D・ネスター(カナダ)組が、L・パエス(インド)/N・デシー(フランス)組を3-6, 6-4, 7-6(4)の逆転で下し、決勝へと駒を進めている。
ジュニアの部に出場している日本期待の森田 あゆみ(日本)はA・ラキムと対戦し、6-3,7-6(4)のストレートで勝利し、昨年の全仏オープン以来のベスト4進出を決めた。また、男子準々決勝に進出していた錦織 圭(日本)はA・シドレンコ(フランス)に6-4, 3-6, 2-6の逆転で敗れ、惜しくもベスト4進出を逃した。
(2006年1月27日)