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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン大会9日目の火曜日、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がF・サントロ(フランス)を7-5, 6-0, 6-0のストレートで下し、ベスト4入りを決めた。
33歳にして初めてグランドスラム準々決勝進出を果たす快進撃を見せていたサントロだったが、この日はさすがに相手が悪かったようだ。サントロは、ドロップショットやロブなど多彩なショットを巧みに操り、第1セットこそナルバンディアン相手に接戦を演じたて見せたものの、第2セット以降は僅か16ポイントしか奪えず完敗。勝利したナルバンディアンは、「風も強かったし、ファブリスは他の選手とはかなりプレー・スタイルが異なるんで、序盤はなかなかリズムに乗ることが出来なかった。第1セットはちょっとナーバスになっていたと思う。ただ試合が進むにつれて、徐々に自信を取り戻してアングルショットなんかも良い具合に決まりだしたんだ。」と試合を振り返っていた。ナルバンディアンは、準決勝でI・リュビチッチ(クロアチア)とM・バグダティス(キプロス)戦の勝者と対戦する。
また女子の準々決勝第1試合、M・シャラポワ(ロシア)対N・ペトロワ(ロシア)戦もこの日行われ、シャラポワが7-6(6), 6-4でペトロワを下し、準決勝進出を決めている。試合後シャラポワは、「今日は本当にタフな試合だった。厳しい戦いではあったけれど、何とか乗り切ることが出来て嬉しい。」と安堵の表情を浮かべていた。
試合は、序盤からペトロワ主導で進んでいった。第1セット、シャラポワは自身のサービスゲームを2度ブレイクされ、タイブレークでも4-6とペトロワにセットポイントを握られるまで追い詰められるが、ぺトロワのミスもあり窮地を凌ぎきると逆に第1セット奪取に成功する。続く第2セットも、一進一退の攻防が続くが、ここでもナーバスになったペトロワが勝負どころで痛恨のエラーを犯し、流れはシャラポワに。結局第1セットに続き、第2セットもシャラポワが連取しゲームセットとなった。シャラポワは決勝進出をかけ、この後行われるL・ダベンポート(アメリカ)対J・エナン=アルデンヌ(ベルギー)戦の勝者と対戦することになる。
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