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2度目の全豪制覇に向け、好調のダベンポート |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン大会7日目の22日は、朝から気温が上がり、第1試合からヒート・ポリシー(暑さによる試合中止)が適用され、屋根の付いているコートでのみ試合が行われた。そんな中、L・ダベンポート(アメリカ)、J・エナン=アルデンヌ(ベルギー)、N・ペトロワ(ロシア)ら上位シード勢が順当に勝利し、準々決勝に駒を進めた。
ロッド・レーバー・アリーナの第2試合に登場した女子第1シードのダベンポートは第14シードのS・クズネツォワ(ロシア)と対戦し、6-2, 6-4のストレートで勝利した。両者の過去の対戦成績はダベンポートの2勝1敗。この日も好勝負が期待されたが、序盤から女王ダベンポートのサーブ、ストロークが炸裂し、第1セットを簡単に先取すると、第2セットも勝負を焦るクズネツォワのミスにも助けられ、そのままダベンポートがセットを連取し試合を決めた。勝利したダベンポートは9回目の全豪オープン準々決勝進出で、次の試合ではV・ルアノ=パスクアル(スペイン)を6-0, 6-3で下した第8シードのエナン=アルデンヌと顔を合わせる。
その他の試合では、女子第6シードのペトロワが、同じくロシア出身のE・ヴェスニナ(ロシア)の挑戦を6-3, 6-1で退けて、初のベスト8入りを果たしている。試合後ペトロワは、「それほどタフな相手と戦っていないということもあるけれど、ここまで殆ど苦戦らしい苦戦をしていないわ。今はとても良い感じでリズムを掴めているし、良いプレーが出来ていると思う。今は自分に自信を持てているわ。」と笑顔で語っていた。ペトロワは、この後行われるM・シャラポワ(ロシア)対D・ハンチュコバ(スロバキア)の勝者と対戦することになる。
(2006年1月22日)