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初の四大大会3回戦進出を決めた中村 |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン大会4日目の19日、日本期待の中村 藍子(日本)が第31シードのG・ドゥルコ(アルゼンチン)を6-1, 6-1で破り、四大大会では嬉しい初の3回戦進出を決めた。昨年の全豪オープンで予選通過し四大大会デビューを果たしてから、5大会目での快挙達成となった。3回戦では浅越 しのぶ(日本)と第7シードのP・シュニーダー(スイス)の勝者と対戦する。
今回がドゥルコとの初対戦となった中村は、第1セット開始直後から5ゲームを連取し、世界ランキング33位の格上選手に対して一歩も引かないどころか、一方的なプレーで圧倒。両手打ちから繰り出す鋭いストロークが、ドゥルコの得意のフォアハンドショットを封じ込め、完全にゲームの主導権を握り、第1セットを6-1で奪う。
第2セットに入っても中村の勢いは増すばかり。自分のプレーを出来ず意気消沈するドゥルコを尻目に、ときおりガッツポーズを決めながら自らを鼓舞し、終盤1ゲームを返されるものの、最後はラリーを制して中村が6-1で第2セットも奪いゲームセット。
日本選手の不振が叫ばれてきたなか、四大大会2年目を迎えた中村が大きく花を開かせようとしている。
(2006年1月19日)