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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン初日、杉山、森上、小畑ら日本勢が全滅するという厳しい日になったが、女子で大番狂わせが起きた。昨年のウィンブルドン覇者で元女王のヴィーナス・ウィリアムズ(アメリカ)が、世界ランキング94位のT・ピロンコバ(ブルガリア)に6-2, 0-6, 7-9のフルセットで敗れたのだ。
2001年以降、グランドスラム大会初戦で負けたことがなかったヴィーナスだが、この日は、第1セットを簡単に奪ったものの、第2セット以降突然リズムを崩し、ミスを連発すると18歳のピロコンバに金星を献上することとなった。まさかの敗戦にヴィーナスは「がっかりしているわ。今日はすべてがちぐはぐになってしまった。今はまだ何が起きたのか整理が出来ていない状態なの。ただまだ1年は始まったばかりだから、前を向いて進むつもり。」と語り、半ば放心状態だった。
また、「彼女(ピロコンバ)は非常に良いプレーヤーだと思う。私のような選手を彼女レベルの選手が倒すには、辛抱強くあきらめないでトライし続けることが大事なんだけど、今日、彼女はそれを実践したんだと思う。ただ、70本も凡ミスを犯したら勝てるわけないわね。」とも語り、相手を称えていた。
その他の試合では、女子トップシードのL・ダベンポート(アメリカ)がC・デラクア(オーストラリア)に6-2, 6-1で快勝し、順当に2回戦に駒を進めた。「実を言うと今日の相手(デラクア)が、左利きだということさえ、試合に入るまで知らなかったの。」と余裕の弁。しかし、ヴィーナスに続き、第9シードのE・デメンティエワ(ロシア)がJ・シュルフ(ドイツ)に5-7, 2-6で、第24シードのT・ゴロバン(フランス)もM・サンタンジェロ(イタリア)に4-6, 6-4, 4-6のフルセットで敗れる波乱があった。
また、男子では、第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がD・ウドンチョケを6-2, 6-2, 1-6, 6-7(4), 6-1のフルセットの末下し、初戦を突破している。その他のシード勢では、第8シードのG・ガウディオ(アルゼンチン)がR・サバウに6-2, 5-0(途中棄権)で、第11シードのD・フェレール(スペイン)がF・セラ(フランス)に4-6, 6-3, 6-1, 6-4でそれぞれ勝利している。
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