高校テニスの日本一をかけた大会、令和8年度全国高等学校総合体育大会テニス競技大会/インターハイ(奈良/高市郡、ワタキューテニスパーク明日香、砂入り人工芝)は8日、男子シングルス決勝が行われ、小野倫太郎(四日市工)が稗田光(関西)を6-3, 2-6, [10-7]のフルセットの激闘の末に破り優勝を飾った。
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今年は近畿総体として奈良県で開催されているテニス競技。団体戦は2日~4日、個人戦は5日~8日の日程で行われた。
この日の男子シングルス決勝では小野と稗田が激突。第1セットは小野が持ち味の勢いあるプレーで獲得し先行するも、第2セットは稗田が冷静なプレーで揺さぶり1セットオールに追いつく。
迎えた10ポイントマッチのタイブレークで争われるファイナルセットも接戦となったが、最後は小野が気迫を全面に出したプレーで攻め切り、日本一に輝いた。
試合後、小野は喜びを語った。
「とにかく嬉しいです。団体戦はベスト16で負けてしまって、その悔しい思いを胸にシングルスに臨みました。初めは全然自信がなくてどこまでやれるかわからなかったんですけど、(3年生なので)ラストイヤーとして、自分の持っているものを全部出し切ろうという気持ちで、1戦1戦、 1ポイント1ポイント戦い抜いた結果がこの結果につながったと思います」
2年生だった昨年は初戦で敗退した小野。その悔しい経験から精神力を磨いた。
「(この1年で)精神的なものが一番成長できたのかなと思います。去年、僕は1回戦敗退で非常に苦しい思いをしていて、切り替える力だったり、苦しい場面を乗り越えるメンタルをどんな試合でも意識するようにしていました。その日々の鍛錬がこの結果に結びついたかなと思います」
決勝はファイナルセットにもつれたが、その精神力が活きた。
「(決勝のファイナルセットは)自分の持ち味である精神的な強さを最大限に活かして、誰よりも声を出して、やる気に満ちあふれた闘志を示せたのが勝因になったかなと思います」
最後のインターハイを優勝という最高の形で終えた小野は大会を振り返るとともに、今後を見据えた。
「(1年生の時は)インターハイのシングルで優勝なんて正直夢物語だと思っていて、自分なんかがって思っていた節はあったんですけど、最後の年に自分が頂点に立てて本当に嬉しく思います」
「(3年生で迎えた今大会は)もちろん優勝という目標は掲げていたんですけど、やっぱり名だたる強い選手たちが勢揃いしていて、やれることはやろうと思っていたんですけど、どこかで負けてしまうんじゃないかっていう気持ちもありました。でも、優勝するというより、この試合に絶対勝つと思い続けた結果、優勝することができました」
「この結果に一喜一憂するのではなく、インターハイ優勝という歴史に名を刻んで、それに恥じないような生き方をして、これからも努力しなきゃいけないなと自覚させてくれるような大会になったと思います」
なお、同日には男子ダブルス決勝も行われ、森島悠仁/ 床田隼都(柳川)ペアがタイトルを獲得している。
【男子シングルス 決勝 結果】
小野倫太郎(四日市工)6-3, 2-6, [10-7] 稗田光(関西)
【男子ダブルス 決勝 結果】
森島悠仁/ 床田隼都(柳川)6-4, 6-2 桑原羽右/ 上田湧太(関学)
優勝した森島悠仁/ 床田隼都(柳川)ペア
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