26日に行われた男子シングルス決勝で幕を閉じた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)。最後の試合は世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が同2位のA・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下し四大大会3度目の優勝を飾った。
男子プロテニス協会のATPはR・フェデラー(スイス)、R・ナダル(スペイン)、N・ジョコビッチ(セルビア)の3選手の「ビッグタイトル」獲得数をこれまで比較してきたが、今回初めてシナーと世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)の「ビッグタイトル」獲得数を比較した。
「ビッグタイトル」はATPの定義として四大大会、Nitto ATPファイナルズ、ATPマスターズ1000、オリンピックの4つのカテゴリーに分けて比較。ジョコビッチは計72個、ナダルは計59個、フェデラーは計54個となっているなか、シナーとアルカラスはどのような数字になったのだろうか。
まず、シナーは四大大会3度、Nitto ATPファイナルズ1度、ATPマスターズ1000で4度優勝を経験。計57大会に出場しそのうち8度トロフィーを掲げた。
一方のアルカラスは四大大会4度、ATPマスターズで5度タイトルを獲得し計9個トロフィーを手にした。Nitto ATPファイナルズと合わせ45度出場しての数字となる。
ちなみに、今回ATPは比較に入れなかったが、世界ランク7位のD・メドベージェフはATPマスターズ1000を6度、四大大会を1度、Nitto ATPファイナルズを1度制しているため、シナーと同じ8つの「ビッグタイトル」を獲得。また、四大大会のタイトルこそ無いものの、ズベレフは7つのATPマスターズ1000のタイトルに東京オリンピックの金メダル、そしてNitto ATPファイナルズ2つの計10個とシナー、アルカラス、メドベージェフよりも「ビッグタイトル」の個数では現時点で上となっている。
今後は23歳のシナーと21歳のアルカラスら若手、そして27歳のズベレフ、28歳のメドベージェフら中堅世代を中心にタイトル争いが繰り広げられるはずだが、ジョコビッチやナダル、フェデラーの持つ「ビッグタイトル」獲得数に近づく選手はこの中から出てくるか注目だ。
今回名前が出た7選手の「ビッグタイトル」獲得数は以下の通り。
■N・ジョコビッチ
四大大会:24
オリンピックシングルス:1
ファイナルズ:7
マスターズ1000:40
合計:72
■R・ナダル
四大大会:22
オリンピックシングルス:1
ファイナルズ:0
マスターズ1000:36
合計:59
■R・フェデラー
四大大会:20
ファイナルズ:6
マスターズ1000:28
合計:54
■J・シナー
四大大会:3
ファイナルズ:1
マスターズ1000:4
合計:8
■C・アルカラス
四大大会:4
マスターズ1000:5
合計:9
■A・ズベレフ
オリンピックシングルス:1
ファイナルズ:2
マスターズ1000:7
合計:10
■D・メドベージェフ
四大大会:1
ファイナルズ:1
マスターズ1000:6
合計:8
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