思い出の試合【第7位】2014年 全米オープン決勝

ゲッティイメージズ
(左から)錦織とチリッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

総合テニス専門サイト「テニス365」は2024年で創業から20周年を迎えた。今回、20周年を記念した特別企画として「総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合」を開催。11月に行ったアンケートをもとに、テニスファンが選ぶ思い出の試合が決まる。選挙結果は12月4日~26日にかけてランキング形式で発表されていく。

>>【動画】2014年全米オープン決勝 チリッチvs錦織<<

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第7位に選ばれたのは2014年の全米オープン男子シングルス決勝でM・チリッチ(クロアチア)錦織圭を6-3, 6-3, 6-3のストレートで破った試合。

この大会、当時24歳の錦織は第10シードとして出場し1回戦でワイルドカード(主催者推薦)のW・オデスニク(アメリカ)、2回戦でP・アンドゥハル(スペイン)、3回戦で第23シードのL・メイヤー(アルゼンチン)をそれぞれストレートで下して16強入りした。

4回戦から、錦織は更なる強敵と相まみえることとなる。

4回戦では第5シードのM・ラオニッチ(カナダ)を4-6, 7-6 (7-4), 6-7 (6-7), 7-5, 6-4のフルセットで破ると、準々決勝では第3シードのS・ワウリンカ(スイス)を3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4を撃破。そして準決勝では第1シードで優勝候補筆頭だったN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 1-6, 7-6 (7-4), 6-3で下し、四大大会初の決勝へと駒を進めた。

決勝で顔を合わせるチリッチは第14シードとして全米オープンに出場し、K・アンダーソン(南アフリカ)G・シモン(フランス)T・ベルディヒ(チェコ)、そして準決勝では第2シードのR・フェデラー(スイス)を破ってタイトル獲得に王手をかけた。この試合までの対戦成績は錦織からみて5勝2敗と優勢。ともに強敵を倒してきており、どちらが勝っても四大大会初優勝のかかる大一番となった。

決勝戦、錦織はチリッチに18本ものサービスエースを決められるなどリターンゲームで苦戦し1度のブレークに抑えられる。サービスゲームでは11度のブレークポイントをチリッチに与え、そのうち5度ブレークを許すなど終始チリッチペースで試合が進み、1時間54分でストレート負けとなった。

この試合の投票したファンからは「錦織VSチリッチで覚醒モードに入っていたチリッチに敗戦。しかし日本人初のグランドスラム決勝進出は多くの日本のファンを増やした。またこの頃スクールに通っていたがスクール生が激増していたのが1テニスファンとしても嬉しく印象に残っている!」「記憶にも記録にも残る試合。たくさん夢を見た2週間でした」などのコメントが寄せられた。

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