“三度目の正直”で初V 22歳が英国勢トップへ

ゲッティイメージズ
優勝を果たしたドレイパー
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は16日、シングルス決勝が行われ、第6シードで世界ランク40位のJ・ドレイパー(イギリス)がプロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手の救済措置)を使用し出場した同95位のM・ベレッティーニ(イタリア)を3-6, 7-6 (7-5), 6-4の逆転で破り、キャリア初のツアー優勝を成し遂げた。ドレイパーは17日更新の世界ランキングでイギリス勢男子のトップに立つ。

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22歳のドレイパーは今大会、1回戦で世界ランク52位のS・オフナー(オーストリア)、2回戦で同54位のM・ギロン(アメリカ)、準々決勝で第4シードでのF・ティアフォー(アメリカ)、準決勝で同70位のB・ナカシマ(アメリカ)を下し決勝に駒を進めた。

決勝戦、第1セットではブレークチャンスを1度も手にできずに落としたドレイパーだったが、第2セットでは接戦の末にセットカウント1-1に追いつくと、ファイナルセットではファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。2時間4分で逆転勝ちをおさめた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはドレイパーのコメントが掲載されている。

「信じられないよ。応援してくれて本当にありがとう。本当に、本当にタフな試合だった。でも、初タイトルを獲得できて本当にうれしい。僕にとってとても意味のあることなんだ。ハードワークの賜物だと思う。ここ1年ぐらいは、たくさんのタフな瞬間があった。アップダウンはあったけれど、自分のプレーができたことは本当にうれしい」

ドレイパーは2023年11月のソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、室内ハード、ATP250)、そして今年1月のアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)と過去に2度ツアー大会決勝に進出するもいずれも準優勝。今回、“三度目の正直”でタイトルを掲げることとなった。


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