BIG4以外で20年ぶりの第1シード

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第1シードのアルカラス
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28日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は25日に男子シングルスの組み合わせを発表。20歳で世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)が第1シードに入った。R・フェデラー(スイス)R・ナダル(スペイン)N・ジョコビッチ(セルビア)A・マレー(イギリス)の「BIG4」以外の選手が全仏オープンで第1シードに入るのは2003年のL・ヒューイット(オーストラリア)以来、実に20年ぶりとなった。

>>アルカラス、ジョコビッチ、西岡 良仁ら全仏オープン組合わせ<<

20歳のアルカラスは昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でグランドスラム初優勝を果たし最年少で世界1位の座に就くと、今シーズンは、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、ドクレー、ATP1000)で優勝するなど今季すでにタイトルを4つ獲得している。

今大会を前にジョコビッチから世界1位の座を奪還したアルカラスは、今大会に第1シードとして臨む。全仏オープンで第1シードが男子テニスを長く牽引してきたフェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーの「BIG4」以外の選手になるのはアルカラスが生まれた2003年のL・ヒューイット以来となった。

アルカラスは今大会、1回戦で予選勝者もしくはラッキールーザー、2回戦でダニエル太郎C・オコネル(オーストラリア)の勝者、その後シード勢が順当に勝ち上がると3回戦でD・シャポバロフ(カナダ)、4回戦でC・ノリー(イギリス)、準々決勝でS・チチパス(ギリシャ)、準決勝でジョコビッチ、決勝でD・メドベージェフと対戦する可能性がある。

優勝候補のチチパスやジョコビッチが同じトップハーフに入ったことで、トップハーフは激しい戦いになることが予想される。

昨年王者でクレーキングのナダルが欠場する今大会。第1シードはアルカラス、第2シードはメドベージェフ、第3シードはジョコビッチ、第4シードはC・ルード(ノルウェー)、第5シードはチチパス、第6シードはH・ルーネ(デンマーク)、第7シードはA・ルブレフ、第8シードはJ・シナー(イタリア)となっている。

また日本勢ではダニエル太郎のほかに、第27シードで西岡良仁が出場。西岡は初戦で世界ランク49位のJ・J・ウルフ(アメリカ)と対戦する。

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(2023年5月26日10時21分)
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