テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は23日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードのR・フェデラー(スイス)は世界ランク46位のA・セッピ(イタリア)に4-6, 6-7 (5-7), 6-4, 6-7 (5-7)で敗れる波乱が起きた。
この試合、フェデラーは第1セットから苦戦し、ブレークチャンスを活かすことができず第9ゲームで先にブレークを許しこのセットを落とす。
第2セットは両者2度のブレークからタイブレークに突入すると2ポイント目でフェデラーが先にミニブレークに成功するが、終盤で追いつかれ3ポイント連取されフェデラーは後が無くなる。
第9ゲームにはフェデラーらしくないジャッジミスでブレークを許す場面があった。
第3セットではフェデラーが第3ゲームで先にブレークに成功し、セッピにブレークチャンスを与えずに1セット取り返した。
第4セットでは両者ブレークチャンスが無いまま試合が進み、フェデラーがサービスの第12ゲーム、この試合8度目のダブルフォルトを犯し、ストローク戦で苦しむもタイブレークまで持ち込む。
タイブレークに入り、フェデラーは1ポイント目でミニブレークに成功するも、2ポイント目でセッピのフォアハンドのウィナーを決められる。
しかし4ポイント目でフェデラーがロングラリーを制し再び先行するが、6ポイント目で痛恨のダブルフォルトを犯し3-3とする。
8ポイント目でフェデラーのスライスが浅くなったところをネットにつめたセッピをバックハンドのパッシングショットで抜き去りリードするが、次のポイントでストロークをミスする。
セッピがウィナーを決め、セッピにマッチポイントが訪れると、ネットに出たフェデラーはセッピのフォアハンドを見逃すとコーナーに入り敗れた。
両者は11度目の対戦となり、フェデラーはセッピに10勝1敗とし、初めてフェデラーが敗れた。
勝利したセッピは4回戦でM・ジャジーリ(チュニジア)とN・キリオス(オーストラリア)の勝者と対戦する。
セッピはグランドスラムの最高成績を2012年の全仏オープン、2013年の全豪オープン、ウィンブルドンの4回戦進出が最高としている。
フェデラーが全豪オープン3回戦敗退とするのは2001年以来14年ぶりのこととなる。
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