女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ・ファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は14日、1回戦の「日本vsルーマニア」の第2試合のシングルスが行われ、世界ランク135位の柴原瑛菜が同73位のJ・クリスティアン(ルーマニア)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで破り、日本は1勝1敗としてベスト8進出に王手をかけた。柴原は試合後「日本を代表してプレーできることは本当に光栄です。この勝利を収めることができてとても嬉しいです」とコメントした。
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ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ・ファイナルズは昨年優勝国のカナダ、そして準優勝国のイタリア、開催国のスペイン、ワイルドカード(主催者推薦)のチェコに加え、今年4月の予選を勝ち抜いたオーストラリア、ドイツ、イギリス、日本、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、アメリカの計12ヵ国が出場し、世界一の座をトーナメント形式で争うもの。試合はシングルス2試合とダブルス1試合で争われ、先に2勝した方が勝利となる。
日本は第1試合で世界ランク152位の日比野菜緒が同116位のA・ボグダン(ルーマニア)に2-6, 4-6のストレートで敗れ1敗となり、後がなくなった状況で第2試合を迎えた。
第2試合のシングルスでは柴原がクリスティアンと対戦。この試合、柴原はファーストサービス時に73パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、自身はリターンゲームで2度のブレークに成功。柴原は16本ウィナーを決めるなど積極的な姿勢を崩さず、最後はタイブレークをものにし熱戦を制した。日本はこれで1勝1敗として8強入りまであと1勝とした。
試合後のオンコートインタビューで柴原は喜びを語った。
「今日は素晴らしいエネルギーがありました。BJKでシングルスをプレーするのは初めてでしたが、日本を代表してプレーできることは本当に光栄です。この勝利を収めることができてとても嬉しいです。ダブルスに繋げることができたので、このまま勝ち続けていきたいと思います」
「こういう試合は緊張しますが、私はできる限り落ち着いてやろうとしました。彼女(クリスティアン)のサーブも素晴らしかったですし、彼女は素晴らしい選手なので、この試合に勝つことができて本当に嬉しいです」
勝負が懸かる第3試合のダブルスでは青山修子/ 穂積絵莉ペアがM・ニクルスク(ルーマニア)/ E・ルース(ルーマニア)ペアと対戦する。
なお、この試合の勝利国は、準々決勝でイタリアと対戦する。イタリアはシードのため準々決勝が初戦となる。
【日本vsルーマニア】
第1試合
日比野菜緒 2-6, 4-6 ボグダン
第2試合
柴原瑛菜 6-4, 7-6 (7-2) クリスティアン
第3試合
青山修子/ 穂積絵莉 vs ニクルスク/ ルース
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【日本代表メンバー】
内島萌夏
日比野菜緒
青山修子
穂積絵莉
柴原瑛菜
監督:杉山愛
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