男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は日本時間3日(現地2日)、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
J・ドレイパー(イギリス)が第10シードの
L・ムセッティ(イタリア)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し初の決勝進出を果たした。また、「ATPマスターズ1000」の大会では自身2度目のタイトル獲得に王手をかけた。
>>大坂 なおみvsジャンジャン 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ出場 サン・マロ・オープン35組合せ<<>>ルードら マドリッド・オープン組合わせ <<23歳で世界ランク6位のドレイパーは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で「ATPマスターズ1000」初制覇を達成し、自身初のトップ10入りを果たした。
そのドレイパーがムチュア・マドリッド・オープンに出場するのは2年連続3度目。今大会は初戦の2回戦で世界ランク34位の
T・フリークスポール(オランダ)、3回戦で第30シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、4回戦で第11シードの
T・ポール(アメリカ)、そして準々決勝では同44位の
M・アルナルディ(イタリア)を6-0, 6-4のストレートで下し初のベスト4進出を果たした。この結果、ドレイパーは自身初、イギリス人選手では史上4人目となる世界ランキングトップ5入りを決めた。
一方、23歳で世界ランク11位のムセッティは同大会4年連続4度目の出場。今大会は準々決勝でラッキールーザーで本戦入りした同78位の
G・ディアロ(カナダ)に6-4, 6-3のストレートで快勝し、初のベスト4進出を果たした。
両者はこれまでに3度対戦しており、ドレイパーが3戦全勝していた。
準決勝の第1セット、ドレイパーは1度ブレークを許すも自身は2度のブレークに成功。迎えた3度目のセットポイントではワイドサーブから甘くなったムセッティのリターンをフォアハンドで叩き込み先行する。
続く第2セットでドレイパーは1度のブレークポイントを握るもいかすことができず、両者キープが続きタイブレークに突入する。タイブレークでも互いに譲らない展開が続いたが、ムセッティのフォアハンドのパスがわずかにアウトとなりミニブレークに成功したドレイパーは5-2とリードを広げ、最後はバックハンドウィナーを決めて1時間57分の熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはドレイパーのコメントが掲載されている。
「2人とも、最初のボールからクオリティが落ちていなかった。彼(ムセッティ)はクレーコートで本当に素晴らしいプレーをしている。ジュニア時代、ハードコートでも芝でも彼と対戦し、共に成長してきたんだ。だけどクレーコートでは彼は全く別物。だから準決勝というこの舞台で、このコートで勝利を収められたことは、僕にとって大きな意味を持っている」
勝利したドレイパーは決勝で第14シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは準決勝で第20シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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