男子テニスのフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)は日本時間7日(現地6日)、シングルス決勝が行われ、予選勝者で世界ランク507位の
J・ブルックスビー(アメリカ)が第2シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を6-4, 6-2のストレートで破り、ツアー初タイトルを獲得した。
>>【動画】ブルックスビー、ツアー初制覇の瞬間!<<>>ブルックスビーがV!米男子クレーコート選手権組合せ<<24歳で元世界ランク33位のブルックスビーは2023年10月、12ヵ月間で3回のドーピング検査を欠席したとして2025年1月4日までの出場停止処分を受けたが、その後処分の軽減が認められ、出場停止期間は2024年3月3日に終了していた。
しかし、2023年に両手首の手術を受けていたブルックスビーはすぐに復帰することができず、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で約2年ぶりに公式戦復帰。今大会は予選にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場すると、2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦で世界ランク124位の
ダニエル太郎、2回戦で第3シードの
A・タビロ(チリ)、準々決勝では同79位の
A・コバチェビッチ(アメリカ)、準決勝で第1シードの
T・ポール(アメリカ)を下した。
さらに、今大会では予選1回戦で1度、本戦2回戦で3度、準決勝で1度マッチポイントを凌いでから逆転。粘り強いプレーを序盤から見せてきた。
決勝戦、ブルックスビーは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスの入る確率が71パーセントを記録。2度のブレークを許したが、リターンゲームでは5度のブレークに成功し、1時間27分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはブルックスビーのコメントが掲載されている。
「まずはチームに感謝したい。予選からマッチポイントを握られる展開だった。僕のために毎日付き合ってくれてありがとう。そして予選から観客のサポートが素晴らしかった。ありがとうございます」
世界ランク507位で今大会に臨んだブルックスビーは、7日付の世界ランク更新で172位に浮上することが決まっている。
■関連ニュース
・観客に苛立ちプレー拒否、ゲーム失う・錦織 圭 4月出場大会 視聴方法・賞金・詳細・キング氏 大谷翔平に言及「人として最高」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング