男子テニスのHPPオープン(フィンランド/ヘルシンキ、室内ハード、ATPチャレンジャー)7日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク132位の
錦織圭が第7シードのJ・キム(スイス)を6-3, 1-6, 6-2のフルセットで破り、チャレンジャー大会で2週連続のベスト8進出を果たした。
>>【動画】錦織 2回戦で放った強烈リターンエース<<>>錦織 圭 準々決勝 1ポイント速報・結果<<>錦織 圭ら HPPオープン組合せ<<34歳で元世界ランク4位の錦織は前週のスロバキア・オープン 2024(スロバキア/ブラチスラバ、室内ハード、ATPチャレンジャー)で昨年6月のカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマス・デル・マル、ハード、ATPチャレンジャー)以来、約1年5ヵ月ぶりに公式戦でベスト4に進出し今大会を迎えると、1回戦では予選勝者で世界ランク384位のN・アルバレス バロナ(スペイン)をストレートで下し2回戦に駒を進めた。
2回戦、錦織は第1セット第2ゲームでいきなりブレークを許すが、直後の第3ゲームではブレークバックのチャンスを掴むと、キムのボレーミスもあり反撃に成功する。その後は拮抗した展開となり、互いにサービスゲームのキープが続くが、第7ゲームでは深いリターンから勝機を見出し2度目のブレークを奪うと、ゲームカウント5-3で迎えた第9ゲームではラリー戦から3度目のブレークに成功し、逆転で第1セットを先取した。
第2セット、キャリアハイとなる世界ランク134位をマークしている21歳のキムに対し主導権を握りたい錦織だったが、第1ゲームでブレークポイントを手にされると、最後はダブルフォルトを犯し先行される。さらに第3ゲームでもブレークを許し、序盤4ゲームを連取されて第2セットはキムに奪取された。
仕切り直したいファイナルセット、錦織は第3ゲームで0-40と大チャンスを掴むと、1ポイントは凌がれたものの、最後はキムが痛恨のダブルフォルトで先にブレーク。第3ゲームでは、2度のブレークポイントを凌ぐと、続く第4ゲームでこのセット2度目のブレークを奪いリードを広げる。これを守り切った錦織が1時間36分で熱戦を制した。
準々決勝では第4シードの
J・ファーンリー(イギリス)と対戦する。ファーンリーは2回戦で世界ランク200位の
E・ナヴァ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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