男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が12日、自身のアカデミーである「ラファナダルアカデミー」の卒業式に登場。卒業生に向け、友人でありライバルでもある
R・フェデラー(スイス)とのエピソードを語った。
>>大坂 なおみvsアンドレースク 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、ペグラらリベマOP組合せ<<今季での引退を示唆している38歳のナダルはこの日「ラファナダルアカデミー」の卒業式に登場。52名の卒業生に向けフェデラーとのエピソードを語り、メッセージを送った。
「数ヵ月前、友人でありライバルでもあるロジャー・フェデラーと一緒にイタリアのドロミテを訪れる機会があった。その山中でとても重要だと思っている言葉『レガシー』について興味深い会話をした」
「ロジャーと僕は最も重要だと思うことについて意見が一致している。数年後、どのように記憶されたいか?将来の世代にどのように思われたいか?僕たちはこの答えについて自信を持っている。僕たちの功績、タイトル、記録が認められるのは素晴らしいことだが、年月が経てば、誰かがもっと優れたことを成し遂げる可能性が高い」
「大切なのはいつまでも記憶に残ることだ。ロジャーも僕も、良い人として記憶されたいという点で意見が一致している。僕たちは何事よりも『何を』と『今』を強調する社会に生きている。しかし僕は『どのように』の重要性を強調したいと思う。大学やテニスコートにいるとき、時々自分にこう問いかけてほしい。『クラスメイトにどう記憶されたいだろうか。先生には?友達には?』僕はみんなに周囲に影響を与える存在になろうと努力するように言うこともできるが、僕はリーダーという言葉の方が好きだ。あなたの周りの人たちは、自分の価値観から、あなたを見習うべき人物として見ているはずだ」
ナダルとフェデラーが模範的かつ紳士的な振る舞いでプレーを続けてきたのは、この価値観を持っていたからだろう。
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