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ズベレフ 全仏OP準V「戻ってくる」

ズベレフ、アルカラス
(左から)ズベレフとアルカラス
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日に男子シングルス決勝が行われ、第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)は第3シードのC・アルカラス(スペイン)に3-6, 6-2, 7-5, 1-6, 2-6のフルセットの死闘の末に敗れ、四大大会で2度目の準優勝となり、初優勝とはならなかった。表彰式でズベレフは「来年また戻ってくる」と口にした。

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27歳で世界ランク4位のズベレフは今大会、1回戦で元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)を下し初戦を突破すると、その後2回戦で世界ランク115位のD・ゴファン(ベルギー)、3回戦で第26シードのT・フリークスポール(オランダ)、4回戦で第13シードのH・ルーネ(デンマーク)、準々決勝で第11シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、準決勝で第7シードのC・ルード(ノルウェー)を下し、同大会で初めて決勝に駒を進めた。

世界ランク3位のアルカラスと顔を合わせた決勝戦の第1セット、3本のウィナーに対し10本のアンフォーストエラーを犯したズベレフは3度のブレークを許し先行される。

第2セット、ズベレフは第5ゲームでアルカラスのミスを誘い先にブレークを果たすと、さらに第7ゲームでもブレークを奪い1セットオールに追いつく。

第3セット、ズベレフは第6ゲームで先にブレークを許すも、第9ゲームでブレークバックに成功。第11ゲームではラリー戦を制して2度目のブレークを奪う。ズベレフは直後の第12ゲームをキープし、勝利に王手をかける。

しかし第4セット、ズベレフは第2ゲームでアルカラスにパッシングショットを決められブレークされると、そのまま4ゲームを連取される。その後1度はブレークを返すも追いつくことはできず、勝負はファイナルセットにもつれ込む。

ファイナルセット、ズベレフは第3ゲームで先にブレークを奪われる。その後ズベレフは5度のブレークポイントを握るもこれをものにできず。第7ゲームで2度目のブレークを許し、4時間19分で力尽きた。

ズベレフは2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続き、四大大会で2度目の準優勝となった。

試合後の表彰式でズベレフは「まず最初にカルロス(アルカラス)おめでとう。21歳で3度目のグランドスラム。信じられない。3つの異なる大会で優勝した。すでに素晴らしいキャリアだ。すでに殿堂入りしているよ。素晴らしい選手だ。これが最後ではないだろうね」とアルカラスを称えた。

その後、関係者に感謝を述べたズベレフは最後に「来年また戻ってくる」と誓いスピーチを終えた。

一方、優勝を飾ったアルカラスは全仏オープン初制覇。四大大会では2022年の全米オープン、2023年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に続き3つ目のタイトル獲得となった。

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