テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日に男子シングルス3回戦が行われ、第21シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が第15シードの
B・シェルトン(アメリカ)を6-4, 6-2, 6-1のストレートで破り、2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。
>>ジョコビッチ、シナーら全仏OP組合せ<<>>シフィオンテク、サバレンカら全仏OP組合せ<<23歳で世界ランク21位のオジェ アリアシムが同大会に出場するのは5年連続5度目。最高成績は2022年の16強となっている。
今大会は1回戦で世界ランク70位の
西岡良仁、2回戦で予選勝者で同221位のH・スクワイア(ドイツ)を下し3回戦に駒を進めた。
世界ランク15位のシェルトンとの顔合わせとなった3回戦は5月31日に開始したが、オジェ アリアシムが1ブレークアップで第1セット5-4としたところで雨天により翌1日に順延となった。
1日に再開した試合でオジェ アリアシムは第10ゲームをキープし第1セットを獲得すると、第2セットで2度、第3セット3度シェルトンからブレークを奪う。自身はサービスゲームでシェルトンに1度もブレークポイントを与えず、1時間50分で快勝した。
試合後の会見でオジェ アリアシムは3回戦を振り返った。
「昨日の夜にスタートして今日終わったので、当然難しい試合だった。昨日は中断前にブレークして、今日戻ってきて難しいサービスゲームだった。ダブルフォルト、長いラリーを乗り越えることができたのは幸運だったと思う。彼(シェルトン)はライン上で素晴らしいウィナーを打っていた。少し緊張したよ」
「でも第2セットが始まると自分の意図は明確で、やっていることも正しいと感じていて、やりたいことをすることができた。同時に、彼からフリーポイントを獲得し、彼のサービスをかなりうまく返球することができた。全てが上手くいったからとても満足しているよ」
オジェ アリアシムは4回戦で第3シードの
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは3回戦で第27シードの
S・コルダ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
両者は過去5度対戦しており、オジェ アリアシムが3勝2敗で勝ち越している。
会見でオジェ アリアシムは4回戦で対戦するアルカラスについて言及した。
「クレーコートでプレーするのは初めてなので明らかな違いがある。僕はインドア(ハード)で彼に勝った。彼はインディアンウェルズで2回僕に勝った」
「だから今回は非常に異なる状況だ。グランドスラムでプレーするのは、彼がまだ18歳だった頃の全⽶オープン以来だ」
「これらすべてが合わさって違う状況になっているけれど、明らかにこれは最大のチャレンジだ。世界最高の選手の1人と対戦する。彼やノヴァーク(ジョコビッチ)、ヤニック(シナー)との対戦はいつも特別な試合。しばらく対戦していないけど、彼らとの対戦はいつも大きな挑戦だ。でも自分の調子もどんどん良くなっている」
「自分のプレーや自分のやっていることにますます自信が持てるようになった気がしている。だから、勝てると信じる理由は十分にあると思う。もちろん、僕たちはその挑戦が厳しいものであるとわかっている」
オジェ アリアシムとアルカラスの4回戦は2日に行われる予定。
[PR]全仏オープンテニス 5/26(日)~6/9(日)
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