テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5月31日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク35位の
M・アルナルディ(イタリア)が第6シードの
A・ルブレフを7-6 (8-6), 6-2, 6-4のストレートで破り、大会初のベスト16進出を果たした。試合後の会見でアルナルディは「間違いなくグランドスラムの中で最高の勝利」と明かした。
>>【動画】世界6位撃破のアルナルディが見せた驚異のコートカバー!<<>>ジョコビッチ、シナー、アルカラスら全仏OP組合せ<<23歳のアルナルディが全仏オープンに出場するのは2年連続2度目であり、昨年は2回戦で敗れている。それでも今大会では1回戦で第29シードの
A・フィス(フランス)、2回戦で世界ランク90位の
A・ミュレール(フランス)と地元フランス人選手を下して大会初の3回戦進出を決めた。
そして世界ランク6位のルブレフと顔を合わせた3回戦、アルナルディは1時間5分に及んだ第1セットをタイブレークの末に先取。続く第2セットでは互いに1度ずつブレークを奪い合うとゲームカウント1-2で迎えた第4ゲームから5ゲームを連取し、2セットアップと勝利に王手をかける。
そして第3セット、安定したサービスゲームを展開するアルナルディは11本のウィナーを決めた一方、アンフォーストエラーを2本に抑え第7ゲームでブレークに成功。ルブレフにブレークバックを許さず、2時間33分で勝利した。
四大大会では昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に次ぐ自身2度目の16強入りとなったアルナルディ。試合後の会見では「間違いなくグランドスラムの中で最高の勝利だと思う。試合全体を通して本当にいいプレーができたよ。この調子で5セットマッチを戦うのは簡単なことじゃない。これまでで最高の試合かどうかは分からないけど、間違いなく最高の試合の1つだと言える。グランドスラムで言えば最高だと思うよ」とコメントした。
「良い戦術を持って臨めたと思うし、うまくいった。試合を通してそれができたのがよかったね。彼のリズムに合わせてプレーしないことがポイントだった。ラリーをリードするためにバリエーションに富んだプレーを心掛けたよ。今日とてもよかったのはサーブ。大事な場面でとてもよかったと思うし、それが助けになった。最後の(ゲームカウント)5-4の場面など、かなり緊張していたんだけどサーブが良かったのでそれが今日の違いを生んだと思う」
勝利したアルナルディは4回戦で第9シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは3回戦で世界ランク44位の
ジャン・ジジェン(中国)を6-3, 6-3, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
J・シナー(イタリア)、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)、世界ランク79位の
C・ムーテ(フランス)が16強に駒を進めた。
[PR]全仏オープンテニス 5/26(日)~6/9(日)
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