男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は21日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク655位のJ・フォンセカ(ブラジル)が第7シードの
A・フィス(フランス)を6-0,6-4のストレートで破ってツアー初白星をあげるとともに、初戦突破を果たした。
【動画】期待の新星フォンセカがツアー初勝利をあげた瞬間>>西岡 良仁らミフェル・テニスOP組合せ<<>>西岡 良仁vsズベレフ 1ポイント速報<<フォンセカはチャレンジャーを主戦場としている17歳で、昨年は全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニアを制覇。11月のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)では
C・アルカラス(スペイン)や
J・シナー(イタリア)、
D・メドベージェフらのヒッティングパートナーを務めるなど期待の逸材だ。
また、今年は男子プロテニス協会のATPが次世代を育成するためのプログラムである「ネクスト・ジェン・アクセラレーター・プログラム」の選手として選出されており、今シーズンはATPチャレンジャーツアーに計8度出場することができる。
そんななか、地元ブラジル期待の新星はワイルドカードで「ATP500」に本戦から出場。19歳のフィスとの初戦に臨んだ。
試合ではファーストサービスが入ったときに69パーセントの確率でポイントを獲得したフォンセカがフィスに1度もブレークチャンスを与えない完璧なプレーを披露。リターンゲームでは9度のブレークチャンスを創出し、4度のブレークに成功するなど1時間30分で完勝した。
ATP公式サイトにはフォンセカの喜びのコメントが掲載されている。
「とてもうれしい。家から10分も離れていないところで、友人や家族に見守られながら初勝利を挙げるなんて、これ以上の喜びはないよ。とても特別なことだし、2回戦も頑張りたい。すべてのボールを決めることに集中したよ。もちろん、緊張していたし、震えていたけれど、勝ちたかったから勝つことができたんだ」
「ここ数ヵ月は、自分の進歩に集中していた。僕はずいぶん大人になったし、ここが僕の居場所なんだ。このような大きなスタジアムに立ちたい」
世界ランク84位の
西岡良仁はこの試合の中継を見ていたことを明かし、X(旧Twitter)でコメントを残した。
「気になって途中見てたけど、めっちゃ強かった。弱点一つも見つからんかったんやけど…17歳で完成されすぎてない?」
17歳の新星は2回戦で世界ランク88位の
C・ガリン(チリ)と対戦する。ガリンは1回戦で同66位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)を逆転で下しての勝ち上がり。
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