男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は21日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク116位の
J・メンシーク(チェコ)が同50位の
A・マレー(イギリス)を7-6 (8-6),6-7 (3-7),7-6 (7-4)のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。
>>西岡 良仁らミフェル・テニスOP組合せ<<>>西岡 良仁vsズベレフ 1ポイント速報<<初対戦となった18歳のメンシークと36歳のマレー。この試合は3セットともタイブレークで決着する激しいものとなる。第1セットでは1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークをメンシークが勢いを持って制して先行。しかし第2セットではマレーからブレークチャンスを握ることができずに再びタイブレークに入ると、今度は元世界ランク1位にものにされセットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセットでは一転して2度のブレークに成功したメンシークゲームカウント5-2と大きくリード。しかしここから挽回されるとこの日3度目のタイブレークにもつれ込んだ。追いついたマレーに対し、防戦に回ったメンシークだが、タイブレークではシーソーゲームを制し勝利。3時間23分の激闘の末に8強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメンシークのコメントが掲載されている。
「今は言葉が出ないよ。何て言ったらいいのか......。多くのファンが、今日はアンディ(マレー)に勝ってほしいと思っていたことは知っているから、明日の僕の試合も見に来てくれることを期待しているよ(笑)」
「とにかくうれしい。今日はタフな試合だった。アンディは信じられないような選手だ。僕が若かった頃、彼がウィンブルドンで優勝するのを見たから。今でも世界のトップ選手と戦えるなんて信じられないよ」
年齢差2倍の対決を制したメンシークは準々決勝で第1シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク126位の
R・ガスケ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
K・ハチャノフや第3シードの
U・アンベール(フランス)、第4シードの
A・ブブリク(カザフスタン)、世界ランク68位の
G・モンフィス(フランス)らは8強へ駒を進めている。
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