男子テニスのオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250)は10日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が第3シードの
K・ハチャノフを6-7 (3-7), 6-4, 7-6 (7-5)の逆転で破り、今季2度目のツアー優勝に王手をかけると共に自身19度目の決勝進出を果たした。
>>【動画】強烈バックハンド、ディミトロフがラインいっぱいに決め切る<<>>西岡 良仁、ダニエル 太郎らデルレイビーチOP組合せ<<世界ランク13位で32歳のディミトロフは今季、開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で約6年2カ月ぶり通算9度目のツアータイトルを獲得。続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では
N・ボルジェス(ポルトガル)に3回戦で敗れたものの好調を維持している。
今大会では初戦となる2回戦で世界ランク34位の
S・コルダ(アメリカ)、準々決勝で同94位の
A・リンデルクネシュ(フランス)を下し4強入りを決めた。
世界ランク18位で27歳のハチャノフと顔を合わせたこの日の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したディミトロフ。第9ゲームでは2度のセットポイントとなるブレークポイントを握られるも凌ぐと直後の第10ゲームでブレークバックに成功しタイブレークにもつれ込む。
一進一退の展開となるもディミトロフは3-4の場面から2度のミニブレークを許す。最後はハチャノフの強烈なサービスエースを返球できず先行される。
続く第2セット、第1ゲームで粘りを見せたディミトロフがブレークに成功。第6ゲームでブレークバックを許したものの直後の第7ゲームで2度目のブレークを奪う。サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで2度目のセットポイントをものにし1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、互いにブレークを許さずサービスキープを続けタイブレークに突入。両者ミニブレークを奪いディミトロフが6-5とした場面、最後はハチャノフのフォアハンドショットがアウトとなり2本目のマッチポイントをものにして2時間57分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにディミトロフのコメントを掲載し「彼は第1セット、完全に僕を上回っていた。ミスが多かったけど僕は戦い続けた。あのような場面で僕にできることはそれしかなかった。ショットの精度が足りなかったし、彼は僕にプレッシャーをかけ続け、いいショットをたくさん打ってきた」と語った。
「でも、いくつかのポイントが違いを生んだ。それ以外は何もなかった。この試合はお互いにとって非常に精神的な戦いだった。僕は自分を信じ続け、ただ勝つことだけを考えていた。決勝に残れてとてもうれしい。僕にとって重要なことだからね」
勝利したディミトロフは決勝で第4シードの
U・アンベール(フランス)と対戦する。アンベールは準決勝で第1シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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